【高知ツーリング】絶品!鰹のたたきと「どろめ」は『ひろめ市場』で!

 

先週末、高知城で100名城スタンプを押すため高知を訪れました。

当初は日帰りを考えていましたが、広島からだと城以外の観光が全くできません。せっかく訪れるならば、ということで泊りがけツーリングで行くことにしました。夜は高知でカツオを食べながらビールを飲み、翌日は四国カルストを通って松山から帰ります。

 

 

高知までの経路

広島から高知へ行くには大きく分けて2パターンあります。四国へ渡るのに高速道路を利用する場合とフェリーを利用する場合です。

今回、当初は以前今治城などを訪れた際に利用した「とびしま海道」から今治へ入るルートで考えていました。

が、岡村港を出港するフェリーの最終が16:15で、これに間に合いそうになかったため、高速を利用していくことにしました。

高速も、尾道からしまなみ海道と岡山から瀬戸大橋の2ルートがあります。Google Mapでは遠回りになるも、瀬戸大橋を通る方が10分ほど到着時間が早いと表示されます。ただ、遠回りをするのが心情的に嫌だったので、しまなみ海道を通ることにしました。

広島から今治までは2時間弱で到着します。今治からは一部高速道路を下りて、下道を通る必要があります。

同行者とは「道の駅 今治湯ノ浦温泉」で合流しました。ここから再び高速道路に乗り、高知までノンストップで1時間半程度です。

途中、四国中心部を縦断する高知自動車道はめーっちゃ寒いです。天気がよく、日中20度を超えていたこともあり、筆者は半袖Tシャツ・夏用パーカー・ライディングジャケット(インナー外し)とかなり軽装備でした。春も過ぎ、日中は汗ばみ始めたこの時期でも、バイクに乗って山間部を通るなら、下に着て寒さを凌げるものはしっかり用意しましょう。

 

ホテルタウン錦川

宿泊ということを決めたのは出発2日前だったため、ホテルの空きがあまりありませんでした。また今回は同行者がおり、ツインの部屋を探していたところ、最も立地が良く値段も安かったのがこちらの「ホテルタウン錦川」でした。2人素泊まりで6,168円です。予約はいつも通りAgodaです。

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同じ系列の「ホテルタウン」というホテルは他にも何軒かあります。中央通りのラーメン屋台や、ひろめ市場、高知城へも歩いて行けるため、立地は抜群です。バイクは、徒歩1分の立体駐車場に停めるよう言われます。一晩500円で、翌朝10時半まで置くことが可能です。

風呂はユニットバスがありますが、徒歩5分のところに「土佐御苑」という旅館があります。ここは日帰り温泉もやっており、ありがたいことに宿泊客以外でも夜0時まで入浴が可能です。今回は特に到着が遅くなったので、重宝しました。入浴料は700円で、浴場自体はこじんまりしていますが、遅くに湯に浸かりたい場合はおススメです。

 

ひろめ市場

高知と言えば屋台、屋台と言えば「ひろめ市場」です。大雑把に言えば、居酒屋のフードコートのような場所になります。

 

 

訪れたのが土曜日の夜とあって、かなり混雑していました。まずはフードコート同様、座る場所を確保する必要があります。しかし到着したのが22時前で、ひろめ市場は23時に閉館しますが、到着時でも座る場所を探すのに苦労しました。

相席も多く、仲良くなっている席も見られました。都会にある相席居酒屋より、よほど自然で健全だと思いますが、肉食系やリア充でなければ難しそうです。

 

 

かつおのたたきで最も有名であろう「明神丸」はすでに閉店していました。ですので、もともと翌日の昼ごはんの際にでも訪れようと思っていた「池澤」にしました。

高知名物はかつおだけではありません。

どろめ(いわしの稚魚)とうつぼのから揚げも絶品です!どろめは400円~500円程度で、白魚のような味わいです。ビールによく合い、食感も良く、食べ始めると止まりません。うつぼのから揚げは600円程度で販売されています。鶏肉のようなさっぱりした味わいです。

 

 

かつおのたたきと言えば、藁焼きが有名です。翌朝、再びひろめ市場を覗いた際は明神丸が回転していました。せっかくなので、もう一度かつおのたたきをいただきます。ああ、美味。刺身の炙りって、最高ですよね。

 

 

はりまや橋

 

ひろめ市場で腹を満たした後は、高知の夜の街を散策です。市街地の東には「札幌の時計台」に並ぶ日本三大がっかりの一つ、はりまや橋があります。日本三大ガッカリは札幌の時計台、はりまや橋は定説ですが、もう1か所については諸説あります。

近所には路面電車の駅「はりまや橋」や「パチンコ123のはりまや店」がありますが、橋自体はかなりしょぼいです。全長5m程度でしょうか。渡ってみる気も起きませんでした。

 

ラーメン屋台

街を散策して小腹がすいたので、締めにラーメンです。中央公園の北の通りに何軒か屋台が出ています。呉の川沿いの屋台のようなものです。ラーメンだけでなく、餃子も売りにしています。

ちょうど飲み屋のお姉ちゃんから声を掛けられましたが、丁重に断りかつおススメのラーメンを聞いたところ、「松ちゃん」が良いとのことでした。注文した塩ラーメンはかなりあっさりした味で、飲み終わりの締めにはちょうどいい感じでした。夜中の0時前でしたが、屋台内は満員で、人気が伺えます。

 

 

日曜市

高知の日曜日といえば「日曜市」です。朝市ではなく、朝5時から夕方6時まで(冬季は短縮)の終日開催されています。

高知城追手門から約1.3km続く追手筋の片側車線が会場になります。約500店舗の屋台が軒を連ね、食べ物から骨董品まで様々なものが販売されています。

日曜市が現在の追手筋で開催されるようになったのは戦後まもなくです。しかし市そのものの歴史は長く、400年前の江戸時代から続く「日本一古い市」として有名です。他にも火曜市、木曜市、金曜市がありますが、もっとも人が集まる日曜市が特に人気を博したそうです。

 

 

屋台には高知の名産品であるトマトや文旦(ザボンの一種、ボンタンの呼び名の方が通じるかも)が並んでいます。

 

 

変わった屋台では、JR四国が帽子やカサなどの忘れ物販売を行っていました。一つ100円とか300円とか、そんな値段です。忘れ物販売は噂には聞いていましたが、実物を見るのは初めてでした。さすがに人のもの、それも忘れ物を使うのはどことなく気が引けます…。カサくらいならいいんでしょうけど。

 

 

お次はこちら。ヤドカリを販売していました。小さいものは300円程度、大きいものは1200円程度で販売されています。ヤドカリは飼育が簡単らしく、雑食で人間の食べ物でもわりとなんでも食べるそうです。カタツムリのような巻貝がほとんどですが、中にはオシャレな貝殻を背負ったヤツもいました。ちなみにこのヤドカリ、天然記念物に指定されているそうです。300円の天然記念物だと、あまり希少性を感じないような…。

 

 

骨董品屋の屋台では古銭が販売されていました。寛永通宝(江戸時代以降に製造されたもの)のようです。大きさによって値段が違うのはどういうことだろうと思っていましたが、手に取ってよく見ると微妙にサイズや柄が異なります。真田幸村の六文銭でも作ろうかと思いましたが、綺麗な品が少なかったので諦めました。

 

 

 

まとめ

夜、街を歩いているときに思いましたが、高知市内は若い人が非常に多いです。観光客も多いのでしょうが、地元の人らしき若者も結構いました。そのため街の活気を非常に感じることが出来ます。

一方で、路面電車の通る国道32号線を境に、これより南は土曜夜の繁華街が賑わう時間でもかなりひっそりしていました。それでも、ツーリングで疲れた身体には、美味いかつおのたたきとどろめ、それにビールの組み合わせが良く身に沁みました。

高知ツーリング後編は絶景の四国カルストです。

高知城の記事はこちらから。