【広島ツーリング】全国2番目のオートバイ神社『長笹 楽山』に行ってみた。

 

広島市内から近いツーリングスポットといえば、道の駅スパ羅漢が挙げられるでしょう。

ですが、2015年に出来たばかりの「オートバイ神社」がその筆頭に上がろうとしています。

「せいぜい交通安全系の神社がそう命名しただけだろうな」と思っていた筆者の考えは、見事にひっくり返されました。今回は広島の新ツーリングスポット、オートバイ神社こと「長笹 楽山」のツーレポです。

 

 

概要

オートバイ神社こと「長笹 楽山」は、2015年10月に設立されました。この地には元々は名な蕎麦屋がありましたが、閉業してしまいました。

その後、広島・岡山でBMWやハーレーなどのディーラー業務を行っているバルコム(Balcom)が新しいツーリングスポットを作ろうと、土地を買収して開業しました。ですので、施設の運営もバルコムがやっています。バルコムはマリーナホップに店舗がありますね。

施設は神社の他に、喫茶店足湯ビンテージバイクの展示コーナーがあります。2017年5月からは1日1組限定での宿泊も出来るようになります。またその他、事前予約をすることでBBQなども行うことが出来ます。

 

アクセス

筆者は今回、安芸太田町の「与一野のしだれ桜」を見てから移動してきました。

Yahoo!カーナビが示した経路は戸河内ICから国道186号線を通り、加計から国道433号線を通るルートです。国道433号線は、加計中央からしばらくは走りやすい道が続きますが、途中から険しい山道に入ります。ちょうど下のGoogle Mapのあたりは注意が必要です。

 

 

この山道を抜けると、ちょうど満開になった桜がありました。バイクを停めて撮影しようとしたところ、近所の人が飼っているであろう犬にめちゃくちゃ吠えられます。飼い主の方が収めてくれましたが、頼りになる番犬です。

 

 

オートバイ神社

 

駐車場はかなり広いです。バイクだけなら結構な数が停められるでしょう。到着した時は、筆者の他に2組いました。ツーリンググループと、夫婦のような方たちです。どちらも筆者が到着した時には、すでに帰る直前のようでした。

 

 

まずはお参りです。

オートバイ神社というのは愛称のようなもので、神社の名前自体は「楽山神社」になります。神社自体はかなりこじんまりしていますが、手水舎もあります。賽銭箱は金属製のポールみたいなものが祠の横にあったので、そこに投入します。



 

喫茶「長笹 楽山」

駐車場から見える建物には、喫茶店が入っており、宿泊施設はこの奥にあります。建物自体は、2015年に建てられたばかりとあってかなり綺麗です。周辺が田舎の集落といった感じなので、この一帯だけ非常に浮いた空間になっています。

 

 

中に入ると、まるで高級旅館のような内装です。実際、宿泊もできるようになるので高級旅館なのでしょうが。

 

 

和風な廊下とは対照的に、喫茶の内装はかなり洋風になっています。宿泊客などように、カウンターにはアルコールも用意されています。店内はオールドなアメリカンミュージックが掛かっており、独特な雰囲気を醸し出しています。

 

 

奥にあるコーナーでは、バイクに関連する書籍などが置いてあります。世界遺産の本もおいてあり、旅好きにはたまらない場所ですね。世界一周に出たくなるような気持ちにさせてくれます。

 

 

本棚に置かれていた本の中で、特に興味を引いたのがこの本。実際にバイクで世界一周した人の話などが載っており、amazonでポチりました。

 

食事は名物の「しょうが肉そば」(800円)を注文しました。昼ごはんを食べておらず、すでにこのとき16時ごろだったので晩飯にしようと決意します。肉大盛(180円)白ご飯(200円)をつけました。さらに喉が渇いていたので、芸北リンゴジュース(530円)も追加です。

 

 

しょうがの量は多いですが、甘辛い感じで出汁によくマッチしていました。肉の煮込み方は筆者の好みに非常に合う柔らかさで、肉増量にしたかいがありました。

この他、「オートバイおみくじ」や「オートバイ絵馬」も販売されています。おみくじも絵馬も先ほどの神社のところに結び付けることが出来ます。絵馬の内容を見てみると、やはり交通安全を祈念するものが多かったです。

 

 

また、おみやげ用に「バイククッキー」も販売されていました。

 

 

足湯

喫茶店の横には足湯があります。足湯はだれでも無料で入ることが出来、そこからは中国山地の山並みを見ながら浸かることが出来ます。食後に入ろうかと思っていましたが、17時を過ぎていたので湯を抜かれていました…。

 

 

ビンテージバイク展示館

喫茶店の裏手にはビンテージバイクの展示館があります。喫茶店の店員さんが非常におススメしてくるので、せっかくなので覗いてみました。

 

 

全部で5台のバイクが展示されています。スズキ1台、カワサキ1台、BMW1台、ハーレー2台。BMWは1938年生産のかなり希少なやつです。これだけ集められるのも、運営をしているのがディーラーのバルコムだからなのでしょう。

でも個人的には、カワサキ党なのでZ1にしか興味がそそられんのですよ…。このバイクも1973年の生産なので、すでに40年以上が経っているわけですね。

 

 

まとめ

広島に新しいツーリングスポットを!」というコンセプトらしく、ここを中心にツーリングプランを組むことも可能です。

この季節だと、周辺に「与一野のしだれ桜」や「土師ダム」など桜の名所があります。それだけでなく、ここへ至る道は国道191号線や国道433号線、県道301号線など走りやすい道が多いです。

広島市内からでも1時間半もあれば着くので、日帰りツーリングを行うのにはちょうどよいスポットになります。宿泊施設がオープンした際には、また訪れて一度宿泊してみたいものです。