10月からマリオットプラチナチャレンジ始め、以前スラバヤにあるFairfieldをおススメしたばかり。
が、ここにきて10月にオープンしたばかりのMOXYバンドンが急浮上。Fairfieldスラバヤ並みの安さで、さらにジャカルタから飛行機を使わずに3時間で移動可能なバンドン。これはマリオットプラチナチャレンジを行うジャカルタ在住者として組み込まないわけにはいかない…っ!
というわけで行ってきました!
コンテンツ
どんなホテル??
2017年10月にオープンしたばかりのホテルで、インドネシア唯一のMOXYブランドです。
上述した通り、インドネシア国内ではFairfield by Marriott Surabayaに並んで最安クラスになります。というか東南アジア全域、果ては世界規模でみてもマリオット系列では最安に分類されるかと思います。
ちなみにSPG系列のFour Points by Sheraton Bandung とは道路を挟んで反対側に位置します。下の写真はMOXYバンドンの屋上ルーフトップから撮った写真ですが、デカデカとフフォーポインツが主張しています。こちらはこれから泊まりに行きます。
マリオットプラチナチャレンジでホッピングする場合、MOXY→4P→MOXYとすると移動が楽です。ただし11月からはCourtyard Bandung Dagoもオープンするので、こちらを含めてホッピングすると無駄なく滞在できます。
アクセス
ジャカルタからバンドンまでは電車で行きました。
エクゼクティブクラブ(いわゆるファーストクラス)でジャカルタから片道約3時間、往復料金は250,000ルピア。
バンドンは他の都市に行く場合と比べ、値段は飛行機より安く、総移動時間もそこまで変わらず、時間にも融通が利いて、車窓を楽しみながらの電車旅が出来るのがメリットです。
その他バンドンに行く手段として乗り合いバスや長距離バスもありますが、値段は大きく変わらないのにデメリットが大きい(事故する可能性が高い、渋滞にはまるので時間がかかる&時間が読めない)ので、電車をお勧めします。
バンドン駅からは北東へ約2.5km。車だと10分程度の距離です。徒歩だとやや遠いので、駅からUberを使うことをお勧めします。Uberは駅駐車場へは入れないので、少し出て大通りで乗る必要があります。Grand Sovia Hotelというホテルがあるので、そこを目印に待ち合わせをすると見つけやすいです。Uberだと14,000ルピアでした。
ちなみに駅にブルーバード乗り場もあるもののバンドン市内はほとんどブルーバードを見かけません。流しのタクシーが心配な場合(ぼったくりなど)は、Uberを使うことをお勧めします。
宿泊料金と部屋タイプ
2017年10月現在、オープン記念として会員非会員問わずプロモ料金が設定されています。
部屋タイプ | 広さ | ベッド | 会員料金 | 会員限定 プロモ料金 |
Standard | 20㎡ | ツインorクイーン | Rp 522,000 | Rp 474,000 |
Delxue | 24㎡ | クイーン | Rp 665,000 | Rp 664,000 |
Suite | 28㎡~32㎡ | ツインorクイーン | Rp 760,000 | Rp 806,000 |
プロモ内容は2人までの朝食付き。
ただし、SPGアメックス所持者はステータスマッチでMarriottゴールドになって朝食付きになるので、スイートに泊まる場合はプロモより普通の会員レートのほうが良いという罠があります。
今回はスタンダードルームを会員レートプロモ料金で予約。Rp 474,000 + 税サ21% = Rp 573,540 (¥ 4,768)でした。
ちなみに前払料金の設定がないので、すべての料金プランが宿泊当日16時までのキャンセル無料になっています。なお支払いは、チェックアウト時になります。
マリオット系列のホテルに宿泊する際は、キャッシュバックサイトを経由することを忘れずに!筆者のおすすめはBeFrugalです!
ホテル到着。深夜3時のチェックイン・・・
(これでもフロントなんです)
今回は金曜の仕事終わりに電車でバンドンに来ました。バンドンに到着したのは深夜2時半、ホテルに到着したのは3時前です。
前もって遅くなるということは告げていましたが、ホテル到着すると深夜3時にも関わらずお出迎えが。そしてこちらの名前を把握しており、ウェルカムドリンクとともにチェックイン。
このホテルは内装が色々とインテリジェンスです。紫を基調としたインテリアが多く、フロントや廊下などもパープルにライトアップされます。ウェルカムドリンクもそれに合わせているのだろうか?
部屋はデラックスの角部屋へアップグレード!
予約はスタンダードルームでしたが、到着するとデラックスルームへアップグレードされているとのことです。
MOXYバンドンは客室は9階まであるのですが、今回は8階の角部屋と恐らくスイート以外では最も良さそうな部屋にしてもらえました。
部屋に入ってまず思ったのは「おっしゃれ~!」
間接照明のオンパレードです。
あと24㎡という数値以上に広く感じました。
角部屋なので窓は2面あります。部屋の設備は特になにもなく、めちゃくちゃシンプルですが、逆にそれがいい。イスもテーブルも折り畳み式で、自分で用意するタイプでした。
バスルームも新しいせいか、かなり綺麗に保たれています。シャワーのコックがシャワーヘッドの反対側にあるのは違和感を感じますが、このホテルなら「ああ、そういうもんか」と納得してしまいます。
壁にはホテルからのウェルカムボードがかかっていました。
MOXYバンドン滞在中に感じたのは、新しくオープンしたこともあるのでしょうが、ホスピタリティが非常に良いです。
自分が日本人だからなのか、はたまたゴールドメンバーだからなのかは分かりませんが、いろんなスタッフに名前を覚えられ、ことあるごとに色々声をかけて気を使ってくれます。
日本人かゴールドメンバーが珍しいんか分からんけど、色んなスタッフに名前で呼ばれる。よく覚えてるなぁ。 #Moxybandung
— ダリマナ (@darimana_id) 2017年10月28日
こだわりの感じられるジム
プールはありませんが、2階にはジムがあります。
面白いことにここのジムではボクシングが出来ます。中々こういった設備を置いているところはないので、ストレス解消にはもってこいです。
また部屋の中央に主張するように自転車が置かれているのですが、ボクシングのグローブやサンドバック同様、色をホテルのカラー(パープル&ピンク系統)に統一しているところにこだわりを感じます。
バンドンの若者集まるルーフトップ
チェックインの際、スタッフからお勧めされたのが、こちらのルーフトップ。
夜はルーフトップバーになるほか、朝は綺麗なサンライズを眺めることが出来るそうです。
残念ながら到着が遅く、日の出の時間帯は爆睡していたので、ルーフトップを訪れたのは日がだいぶ昇ってからになりましたが、バンドンは周りに高い建物がないので、かなり遠くのほうまで見渡すことが出来ます。
ルーフトップバーは宿泊者以外も入れる形式で、2017年10月末現在ではアルコール提供の行政許可が下りてないので営業していませんが、アルコール提供が可能になり次第クラブみたいな形で営業を開始するとのことです。週末にはDJを呼んでイベントを行う企画も検討中らしいです。
その他、基本的に客室は全室禁煙のため、たばこを吸う場合はこのルーフトップで吸うことが出来ます。
またルーフトップには「恋人の聖地」のようなお洒落なスポットがあります。
例によって右奥にフォーポインツが見えるポジションなのですが、階段を上ってお洒落なテラスに向かうと、そこは…
まさかのガラス床!( ゚Д゚)
最初暗かったせいもあって全然気づかず、ふと下をみて「うおっ!」と声をあげてしまいました。他に誰もいなくてよかった…。
「私たちの朝食は少し特別ですよ」というスタッフの言葉
チェックイン時に朝食の案内をされました。
「このホテルの朝食は一般的なビュッフェタイプではなく、少し特別なスタイルなのです」とのことです。
窓口でメニューから注文するタイプでした。
筆者はナシゴレンと、追加でオムレツ・目玉焼き・ソーセージを注文。そのほかおかゆビュッフェ(結局ビュッフェかい)や簡単なデザートもあります。
飲み物はコーヒー、紅茶、ジュースなどが飲み放題です。
ナシゴレンの味付けはやや薄かったですが、後から来た目玉焼きと合わせて食べるとちょうど良い味わいです。ジュースはオレンジジュースとジュースオブザデイ(Juice of the day)がありました。
またMOXYは今回ホッピングでトータル2泊したのですが、バンドンを経つのが月曜日の早朝の鉄道だったので、2回目のチェックアウトは朝3時起きの3時半出発。
モーニングコールをしてもらい、チェックアウトをしようとすると、スタッフから「朝食いりますか?」とのこと。朝食会場は朝6時半(確か)からなので、食べられないと思っていただけに、この申し出はとても嬉しかったです。
時間が時間だけに、提供されたのはコーヒーとクロワッサンとトーストでしたが、そのおもてなしがありがたかったです。
まとめ
今回、マリオットプラチナチャレンジを始めたら運よく同じタイミングで格安のMOXYバンドンがオープンしたので宿泊してみました。
最初は「MOXYブランドだし…」とか「値段安いし…」とか「部屋狭いし…」といった感じであまり期待していませんでした。
しかしいざ泊まってみると、オープンしたてだけあって施設は綺麗。料金は安い。そして何よりホテルスタッフのホスピタリティが素晴らしい!
良い意味で予想を大きく裏切られ、このコスパなら是非また泊まりに来たいな!と思わせられるようなホテルです。5000円弱でこのクオリティのホテルは、世界広しと言えども中々ないのではないでしょうか。
しいてデメリットを挙げるとするならばNHKが映らない(Wakuwaku Japanは映る)ことくらいです。
【追記:ホテルのオペレーティングマネージャーに話を聞くことができました】
11月に東京と大阪でMOXYがオープンするのに先立って、10月にアジア初となるMOXYとしてオープンしたMOXYバンドン。
MOXYホテルのコンセプトは低価格・若年層向け・セルフサービスです。
近くにはフォーポインツや今度オープンするコートヤードなど4つ星ホテルはありますが、いずれも100万ルピア(約1万円弱)程度と、わりと高級ホテルに分類されます。そういったホテルと差別化を図るため、3つ星ながら低価格のMOXYブランドが投入されたそうです。
元々は商業ビルがあったところを建て壊し、一から建物を作りました。周辺のDagoエリアには若者向けの深夜まで営業しているバーやクラブなどがあり、MOXYバンドンは同時にそのような若年層をターゲットにしているとのことです。まだアルコール提供の許可が下りてないのでバーも営業していませんが、許可が下り次第営業開始するとのことです。
(フロントにあるバーにはまだ稼働していないビールサーバーがあった)
そしてセルフサービス。このホテルにはルームサービスがありません。ですが軽食はフロントで注文することが出来ます。部屋で食べたい場合は自分で持って上がってくれとのことでした。
そもそも前述したようにホテル周辺には深夜まで営業しているバーの他、歩いて行ける範囲にレストランもあります。ナイトライフを楽しむ人の拠点にとのコンセプトなので、わざわざホテルでご飯を食べずとも良いのではないか、といった意図でしょう。
ただしこれまで述べてきたように、セルフサービスだからと言ってホスピタリティがないわけではありません。むしろ他の4つ星・5つ星ホテルよりスタッフの対応は丁寧だと思います。もしかしたらオープンしたばかりだからかもしれませんが、出来ればこの「おもてなし」はこれからも続けていってほしいです。
マリオットプラチナチャレンジをする方だけでなく、万人におすすめできるような良いホテルですよ。
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