【日本100名城】松江城訪問記。国宝に指定された現存天守を城下町が彩る。

さて、前回の山陰ツーリングの続きを綴ります。

今回の旅程で訪れた100名城は2か所。2015年7月に天守が国宝に指定された松江城と、尼子氏と毛利氏の激戦の舞台となった月山冨田城です。

まずは松江城のレポートからです。

国宝・松江城

松江城

実は今回松江城を訪れた際は、まだ国宝に指定されていませんでした。現存12天守のうち、その規模からも国宝指定は時間の問題とされていました。

そして現存天守として、松本城、犬山城、彦根城、姫路城に次ぐ5か所目の国宝天守となったのです。(2016年追記)

島根県の県庁所在地・松江市の中心に位置するだけあって観光スポットが非常に整備されています。城内には日本で唯一、江戸時代から残る井戸が見れます。

天守周辺は松江城山公園となっており、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。公園内にある茶屋では宍道湖名物であるシジミを使ったみそ汁や炊き込みご飯を味わうことも出来ます。

松江名物・堀川巡り

そしてそれ以上に松江観光の見どころとされるのが、遊覧船で堀を周回し観光する堀川めぐりです。1回50分程度の運行で、日中15~20分間隔で運行しているためいつでも乗れます。

料金は1,230円ですが、1日乗船券のためその日のうちなら何回でも乗ることができます。そのほか貸し切りや外国人割引もあるので、ぜひゆっくりとした時間を味わっていただきたいですね。

国宝松江城を囲む堀は、築城と同時に造られ、今もそのままの姿を残しています。 このように城と堀が当時のまま現存する城下町は全国でも珍しく、この堀を小船でめぐる「堀川めぐり」は松江観光の目玉の一つです。

この堀の周囲には武家屋敷が点在しており、ギリシャ生まれの日本研究者・東洋と西洋の両方に生きた小泉八雲の旧邸宅や記念館があります。その他、県庁を始めとした行政機関などが集中しており、まさしく松江の中心地と言えます。

月山冨田城へは1時間程度

松江城を出ると月山冨田城までは1時間程度です。

月山冨田城の訪問記はこちらです。

残り94城