【備中松山城訪問記】Wi-fiがつながる日本一高い山城。現存十二天守の一つ備中松山城を訪れた。

 

備中松山城は現存12天守の一つにして、最も標高が高いところに位置する天守閣でもあります。岐阜の岩村城、奈良の高取城と共に日本三大山城とも呼ばれています。天守閣までの道中は現在でも険しい道のりです。

そんな備中松山城が、中四国100名城巡りツーリング最初の目的地です!ツーリングレポートについてはこちらをどうぞ。

【中四国ツーリング①:広島→香川編】男カワサキ。メガツアラーZZR-1400は長距離を走ってなんぼ。

2016年8月15日

なおこの記事は2016年8月に訪問した記録を元にしています。

 

 

広島から約2時間、駐車場は無料

岡山には100名城が4か所あります。津山城はやや離れていますが、備中松山城・鬼ノ城・岡山城は比較的近いエリアに固まっており、まとめて訪れる人も多いのではないでしょうか。

広島方面からは、山陽自動車道の笠岡ICを降りて約1時間程度で到着します。天守まで車両で行くことはできないので、山の中腹にある駐車場に止めます。休日など人が多い際は誘導員がおり、バイクも無料で駐車場の端っこに停めることが出来ます。ちょうど木陰に停めることが出来たので、バイクが熱されることもありませんでした。

 

バス乗り場と土産物屋

山の中腹には山頂付近までのバス乗り場兼土産物売り場があります。バスの料金はここで支払い、料金は往復300円です。だいたい15分間隔で運行されているので、そこまで待つこともないですが、人が多いと座れない場合もあります。

土産物売り場でひときわ目を引いたものは岡山名物の「ゆべし」です。売り場のおっちゃんに「お兄ちゃん、ゆべし食べていき!おいしいで!」と言われたもので一口食べると、あらおいしい。味は岡山名物の筆頭きびだんごにも似ており、それよりも食感がやや硬いでしょうか。

1袋330円のものを2袋ほど購入しました。日持ちはあまりしないので、1週間以内を目安に食べるのがよいです。餅菓子なので熱に弱く、夏場などは保管に気を付けないとやや溶けたりして味や食感が落ちることがあるので注意が必要です。

 

 

ちなみにこの土産物売り場ではフリーWi-fiがつながります。高橋さんのご厚意なのでしょうか。

大河ドラマ(軍師官兵衛)で取り上げられて、観光整備が進んだようで建物は綺麗です。ちなみに天守や石垣は真田丸のオープニングにも使われました。

一方で、場所が場所だけに外国人観光客などは見当たらず、Wi-fiの必要性がどこまであるかは疑問ですが、取り組みとしてはアリかなと思います。

 

 

山頂から天守へは徒歩20分

さて、バスに乗ること約5分、山頂付近のバス停に到着します。途中、車両がすれ違うような道幅ではなかったので、恐らくこのバス1本で回しているのでしょう。

バスを降りると「ようこそ!!日本一高い山城 備中松山城へ」という看板が見えます。備中松山城の天守は標高430mにあり、日本一高い標高に位置します。

バス停から天守までの道のりは登りで約20分と結構距離があるため、バス停には杖が用意されています。

 

 

山頂のバス停から天守閣までは、これまで巡ってきた100名城の中では月山冨田城に劣らぬくらい厳しい山登りになりました。道中はこんな道はあと何城くらいあるのだろう…とか、なぜたかがスタンプのためにこんなしんどい思いをしているのだろう…とか、かなり心が折れそうでした。

サンダル履きで登頂している方もいますが、運動靴を使用することを推奨します。

 

15分程度で三の丸石垣が見える

15分程度山道を登ると、三の丸の石垣を目にします。

ここまでくるとようやく目的地が近いんだ!とほっとしますが、そこから天守まではまだしばらく距離があるので、気を抜かないようにしてください。

 

 

三の丸石垣からさらに登頂すること5分。ようやく天守前広場に到着します。夏場なので、この時にはもう全身汗だくです。

 

 

天守再建の小噺

天守は二層建てとそこまで大きくありません。江戸時代から現存する天守の他、櫓や土塀も重要文化財に指定されています。備中松山城そのものも国の史跡に指定されています。

天守まで辿り着いて、「よくもまぁこんな山奥にこれだけの建物を建てたなぁ」と感心させられます。それだけ当時から難攻不落の城であり、現在まで落城しなかったのでしょう。

一方で明治の廃城令の際は、資材の搬出の難しさから解体を免れたともいわれています。廃城は免れたものの、誰も手を付けず放置された城は荒廃していきました。

そして昭和初頭になって、荒廃した城を地域のシンボルとして再興させようという機運が高まります。元々ある資材をベースに、天守や石垣の再建に乗り出すことになりました。修繕資金は高梁市が拠出し、木材などはコスト削減のため城周辺のものを使いました。そんな中、最後に2万枚の瓦を麓から搬入しなくてはならないのですが、ここで予算が尽きてしまいました。

そこで地元の高校生が夏休みを利用して、ボランティアで麓から瓦を運搬する作業を買って出たのです。その様子はこちらの方のブログに描かれています。

真夏の太陽が照りつける中、松本さんたちも瓦を担ぎ修復現場へ急いだ。当時、男子と女子は学校も別々。外で口を聞くことすら不謹慎と見なされた。道行く体操服姿の女子は、男子生徒にはとても眩しく映ったようだ。

「また見てるわ」って気持ち。体操服とブルマーは体操するときと同じ服装ですからね。イヤですけどしょうがない。喜んでいる人もいたかもしれません(同上)

 

スタンプは天守閣入口で

100名城スタンプは天守閣入口の窓口に置いてあります。天守閣への入城料は300円です。天守閣自体はそこまで大きいわけではないので、展示物等を見て回るのもそこまで時間はかかりません。

 

 

この日は晴天で、麓の高梁市の様子までよく見えました。濃霧の条件が揃うと、竹田城のような「天空の城」に様変わりします。しかし、天守閣までの往復の労力を考えると中々もう一度訪れようという気は起きません…。

 

まとめ

開城期間

  • 4月~9月:午前9時~午後5時30分
  • 10月~3月:午前9時~午後4時30分

 

料金

  • 駐車場:無料
  • 連絡バス:往復300円(15分間隔)
  • 入城料:300円(子供150円)

 

スタンプの場所

  • 天守閣入口(山頂バス停から徒歩約20分)
  • 入城料は支払わなくても、スタンプだけ押せます。