以前、ガルーダ・インドネシアでマイルを貯める場合に適したクレジットカードを推考しました。
その中でCiti Bankが提携しているクレジットカードがおススメと述べました。ですが、改めてCiti Bankがインドネシアで発行しているクレジットカードのラインナップを見直したところ、「お、こっちのほうが良いんじゃない?」と思うカードを見つけました。
その名も『CITI PREMIERMILES CARD』です。
概要
- インドネシア国内のショッピング利用:Rp 8,750ごとに1マイル
- インドネシア国外でのショッピング利用:Rp 5,000ごとに1マイル
- 世界中の60の航空会社と8,500のホテルでポイントが使用可能
- ポイントプログラムであるPremier Milesは、有効期限なし(永久不滅!)。
- ポイントは1ポイント=1マイルで交換可能
- ウェルカムボーナス5000マイル
- 年会費はRp 1,000,000
- プライオリティパスが付与される(ただし無料アクセスは年1回)
ショッピングマイル
まずはカード利用時の核となるショッピングマイルです。
インドネシア国内でのショッピング利用は、8,750ルピアで1マイル相当なので、日本円に直すと73円/1マイル(1円=119ルピア換算)、すなわち1.37マイル/100円です。
ちなみに海外利用の場合は、5,000ルピアで1マイルなので42円/1マイル、すなわち2.38マイル/100円という破格のレートになります。
100円=1マイルが基本の日本のクレジットカードと比べ、マイルへの交換レートだけを見るとかなりお得にも思えます。
加えて、ポイントの有効期限がないというのも素晴らしいです!
ポイントの交換先
ポイントは主に航空会社のマイルかホテルのポイントに交換できます。
まず、交換可能な主な航空会社は以下の通りです。
- キャセーパシフィック
- ブリティッシュエアウェイズ
- エティハド航空
- エバー航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- カンタス航空
- マレーシア航空
- カタール航空
- シンガポール航空
- タイ航空
- フライング・ブルー(エールフランス航空、KLMオランダ航空)
- ヴァージンアトランティック航空
- イベリア航空
- チェコ航空
なんとまぁ、名だたる航空会社が揃っているではないですか!惜しむべくは米系、そして何より日本の航空会社が選択肢に入っていないことです。まぁこれにANAやJALが加わると、間違いなく日本のマイラーたちが黙っていないでしょうね。
ただ、日系の航空会社に絞らなければ国内ショッピングだけでも1.37マイル/100円なので、1.25マイル/100円のSPGアメックスよりも上です。インドネシアを拠点にする場合なら、キャセーとSQはかなり魅力的な選択肢です。
加えてインドネシアで生活する場合(ルピアショッピングで、ルピア口座から引き落とし)は為替手数料もかかりません。さらに有効期限がない!(しつこい)
となると、もはや筆者がメインで使っているSPGアメックスの上位互換ではないか…?
ちなみに世界中8,500のホテルでのポイント使用が可能とありますが、これはIHGとHilton、Club Carlsonのことです。
ただ、正直IHGもHiltonも宿泊交換に使う場合はかなりのポイントが必要で、かつこのカードは等価交換なので、レート的にはかなり悪くなります。ホテルポイントに変えるくらいなら、素直に航空会社のマイルに変えたほうが絶対得です。というかそれ以外の選択肢はあり得ません。
その他の特典
初回入会特典のボーナスマイルも、日本のクレジットカードばら撒きによる異常なほどはもらえませんが、5,000マイルもあればとりあえずは十分です。
年会費は1,000,000ルピアで、インドネシアで発行されているクレジットカードの中では最高クラスの年会費です。
上には書いていませんが、家族会員は半額の500,000ルピアです。
ちなみに申し訳程度に年1回分のプライオリティパス利用権もついています。プライオリティパスが使えなくても、インドネシア国内なら何か所かCitiラウンジ(カードで入れるラウンジ)があるので、そちらを利用する手もあります。
それからジャカルタ市内だと、結構モールのレストランでCitiカードによるプロモ(15%とか20%OFF)をやっています。
JCBのプロモよりは圧倒的に多く見かけます。
まとめ
破格のマイル交換レートを誇るCITI PREMIERMILES CARD。
唯一の難点は、(おそらく)Citi Bankの口座が必要になること。Citi BankやHSBCといった外資系銀行の口座をインドネシアで開こうと思うと、結構ハードルが高いです。
それでもCiti Bank口座を開けた暁には、こちらのカードを保有して使い倒して、マイル貯めまくるのが、インドネシアでの一番良いマイラーライフではないでしょうか。
筆者は基本的にANAマイラーで行くと決めたのですが、今後少し資産が増えて、インドネシアでの生活に根を張るようになったら、SQやキャセーへの乗り換えと共に検討したいと思います。