【最新】インドネシアの銀行で最大6.50%の定期預金金利を受けれるのはどこの銀行?運用期間は?

 

以前インドネシアの定期預金金利が高いことが日本のワイドショーで放映され、それ以来下記記事のアクセスが非常に多くなっています。

定期金利7%のインドネシアで銀行口座を開設する方法!BCAで口座開設してみました。

2017年7月6日

この記事は実際には定期預金金利の話をしたわけではなく、BCAでの銀行口座開設の方法を記事にしました。こちらの記事では大々的に「金利7%」と謳っていますが、では実際のところ現在の定期預金金利はいくらくらいなのか?

 

さて実はこの記事も初回公開が2017年12月で、すでに1年近くが経過しています。その間ルピアの変動も大きく、金利の利上げ・利下げが度々行われてきました。最新では2018年11月15日、中央銀行による定例の金融政策決定会合の結果、政策金利を5.75%から6.00%に引き上げるとのリリースがありました。

そして筆者自身も2018年に入ってから定期預金を開始していますので、実際の使い勝手などをアップデートしていきます。

 

BCAの金利は最大6.00%

BCA 1 Month 3 Month 6 Month 12 Month
< 2M 5.50% 5.75% 5.75% 5.75%
≥ 2M – < 5M 5.50% 5.75% 6.00% 6.00%
≥ 5M – < 10M 5.50% 5.75% 6.00% 6.00%
≥ 10M – < 25M 5.50% 5.75% 6.00% 6.00%
≥ 25M – < 100M 5.50% 5.75% 6.00% 6.00%
≥ 100M 5.50% 5.75% 6.00% 6.00%

※MはMiliar、つまり10億(Billion)のことです。1Mは10億ルピア(約780万円、7万ドル)。

 

まず筆者が銀行口座を開設しているBCA銀行です。預金金利はこちらのサイト(BCA公式)から確認できます。

BCAはあまり定期預金には向きません。2017年12月時点では定期預金金利が最大でも4.50%とインドネシアの銀行の中では低くなっています。加えて最大金利の条件が「6か月以上」かつ「20億ルピア(約1,500万円)」というハードルの高さがあります。

2018年11月時点では最大6.00%とやや戻していますが、それでも後述する他社と比べると低いことは否めません。ただしBCAはUSドル建て口座でのドル建て定期預金も受け付けており、そちらはUSD 100,000未満なら1.20%、USD1,000,000以上なら1.50%とそこそこの金利となっています。

 

Mandiriの金利は最大5.50%

Mandiri 1 Month 3 Month 6 Month 12 Month 24 Month
< 100Juta 4.25% 5.50% 4.75% 4.25% 4.50%
≥ 100Juta – < 1M 4.25% 5.50% 5.25% 4.25% 4.50%
≥ 1M – < 2M 4.50% 5.50% 5.25% 4.25% 4.75%
≥ 2M – < 5M 4.50% 5.50% 5.25% 4.75% 4.75%
≥ 5M 4.50% 5.50% 5.25% 4.75% 4.75%

※Jutaは100万(Million)を指します。1Jutaは100万ルピア(約7,800円、70ドル)です。

 

次にインドネシア最大の国営銀行の一つMandiriです。預金金利はこちらのサイト(Mandiri公式)から確認できます。

2017年12月時点では最大5.75%とそれなりの金利の高さを誇っていたMandiriも、2018年11月現在は利下げを行っており、他銀行と比べても低くなっています。

相変わらずMandiriの特徴は、1か月でも6か月以上でもなく、「3か月」が最高金利というところでしょうか。現在での最高金利5.50%で運用する場合は、1億ルピア(約78万円)の預金が必要となります。以前と比べると、最高金利での最低預金額が下がったのは良い点でしょう。

それでも現時点ではすでにMandiriに口座を持っている人くらいしか運用するメリットはないと言えます。

 

BNIの金利は最大5.50%

BNI 1 Month 3 Month 6 Month 12 Month 24 Month
< 100Juta 4.25% 5.50% 5.00% 4.50% 4.50%
≥ 100Juta – < 1M 4.25% 5.50% 5.25% 5.00% 4.50%
≥ 1M – < 5M 4.50% 5.50% 5.25% 5.00% 4.75%
≥ 5M 4.50% 5.50% 5.25% 5.25% 5.00%

 

もう一つの国営銀行BNI銀行です。預金金利はこちらのサイト(BNI公式)から。

2017年12月当時の最大金利はMandiriと同様5.75%でしたが、こちらも仲良く最大5.50%に利下げされています。国営銀行は定期預金金利について統一するような取り決めでもあるんでしょうかね。金利表見てもMandiriとほとんど変わりません。

 

CIMB Niagaの金利は最大6.50%

CIMB Niaga 1 Month 3 Month 6 Month 12 Month
6.25% 6.40% 6.50% 6.50%

 

最後にマレーシア系銀行のCIMB Niagaです。金利は筆者が実際に開設している口座から確認しました。2017年12月時点の5.75%よりもアップしており、非常に高い金利で推移しています。

CIMBの特徴は以下の通りです。

  1. 最低入金額が低い(筆者が確認したところ、IDR 8,00,000から可能でした)
  2. どの月数も総じて金利が高い。

定期預金を行う上でもっとも大事なのは預金金利と最低入金額でしょう。その双方ともクリアしているCIMBは非常に使い勝手がいいと言えます。口座開設も在住者なら、日本人が良く行くCitywalk Sudirman MallやLotte Shopping Avenueのデジタルラウンジで開設することが可能です。

 

まとめ

2018年11月時点での定期預金金利は最大6.50%まで下がっていました。

ただ先日、2018年度中のインフレ率が2%台と予測されると発表されたので、それと比較してもまだ定期預金金利は高いと言えます。結局高い金利で預けても、同じだけインフレが進んでしまえば意味ないですからね。

実際に使ってみてCIMB Niagaはかなりアリだと思います。開設も難しくありませんでしたし、オンラインから定期預金を申し込むことが出来てプロセスも至極単純です。

 

インドネシアの銀行で定期預金を組む際の注意点

さて追加情報です。注意点は2つ。

一つ目は金利には20%の税金が課せられ、この税金は金利が自分の口座に入金される前にすでに銀行によって控除されています

なので、例えば10億ルピアを1年5.75%で組んだとすると、年間利息は5750万ルピア。これを12か月で割ると、1か月あたり4,791,666ルピアとなります。実際はここから20%課税された3,833,333ルピアが口座に振り込まれることになります。

二つ目の注意点は、主に1年KITASやKITAP所持者でインドネシアでNPWP(納税者番号)を保持している場合、毎年3月末までに前年度の個人所得税確定申告を行う必要があります。その際に年度末の銀行口座残高を報告する必要があるのですが、普通・定期含め10億(1M)ルピア以上の残高がある場合、銀行から高額資産保有者として直接税務署とインドネシア中央銀行へ報告されます

昨今、タックスアムネスティを行うなど高所得者層への徴税を強化しているインドネシア国税総局に直接情報が送られるので、個人宛てに税務調査が入るリスクが上がるとも言われています。

出来る限りリスクを回避するならば、銀行をいくつかに分け、一つの銀行口座での保有資産が10億ルピアを越えないような形で運用するのが良いでしょう。