【ヴェリエフェンディ競馬場訪問記】トルコ・イスタンブールにある競馬場でGⅠトルコオークスを観戦!

世界中の競馬場を巡る旅。

今回はイスラム国家トルコの大都市イスタンブールにあるヴェリエフェンディ競馬場です。アンカラに続き、ヨーロッパ・中東地域では2か所目の競馬場訪問です。

 

概要

 

イスラム国家トルコですが、競馬はいろいろな都市で行われています。大都市イスタンブールや首都アンカラを始め、地方都市を合わせると8つの競馬場があります(ジャパンスタットブックインターナショナルによる)。

今回訪れたのは大都市イスタンブールにあるヴェリエフェンディ競馬場(Veliefendi Hipodromu)です。トルコ競馬の最高峰であるGⅠのガジ賞(ガジダービー)や、マイル競走では欧州最高クラスの賞金総額を誇る国際GⅡのトプカプトロフィーなどの大競走が開催されるトルコ最大の競馬場です。

コースは右回りの芝コースで、距離は1周2020メートル、ゴール前の直線は450メートルとなっています。またその内側は、1週1870メートルのポリトラック(オールウェザー)コースがあります。筆者が訪れたのはGⅠ開催日だったのですが入場無料でしす。

 

 

トルコでは季節にもよりますが冬季シーズンを除いた4月から11月までは、ほぼ毎日どこかで競馬が行われています。ヴェリエフェンディ競馬場は冬季シーズンも含め年間を通してレースがあります。平日のレースはナイター競馬になることもあります。一日当たりのレース数は8~9レースとなります。

なおトルコのレースはサラブレッド系(サラ系)純血アラブ系(アラ系)の2パターンあります。特にアラ系は日本ではもはや見られないので中々貴重だと思います。

 

アクセス:市街地からは車で20分程度

 

イスタンブール市内中心部(タクシム広場)から車で20分程度のところにあります。料金は45TL(約850円)程度でした。タクシーで行く際は「Veliefendi Hipodromu」と問題なく伝わります。

またバスやメトロ、トラムなどで訪れることも可能です。メトロやトラムの駅(Zeytinburnu駅)は競馬場から少し離れているのですが、シャトルバスが出ているので歩く必要はありません。

国鉄だとYeni Mahalle駅で下車後、徒歩約15分の場所にあります。

 

トルコ競馬での馬券の買い方

 

馬券売り場は見るとわかると思います。基本的日本と同じようにマークカードを記入し、受付でお金と一緒に渡すと馬券がもらえます。この時、自分が記入したマークカードも返ってきますが、それはそのまま捨てても問題ありません(馬券を捨てないように)。

 

 

馬券は上の写真のようなものになります。

一番上が開催場所。ヴェリエフェンディ競馬場でイスタンブールのレースを買う場合は、ここは空白でも構いません。

二番目は曜日を記入する欄ですが、こちらも空白でも問題ありませんでした。

三番目はレース番号となります。上の写真では6レースを購入しています。

四番目は券種となります。多すぎて何が何やらさっぱりなのですが、一番左上の「G」が単勝、左上から4つ目の「I」が馬連になります。恐らく「3G」が三連単、「7G」が七連単になるものと思われます。

五番目は金額です。何も記入しなかったら1TLになります。

そして六番目が馬番号となります。馬番の記入方法は日本のフォーメーションカードのようなものです。例えば馬連などで流す場合などは、1列目に軸馬、2列目に相手を記入します。

 

 

こうして出てきた馬券がこちら。単勝(GANYAN)を100TLと馬連(IKILI)を100TLそれぞれ購入したのですが、1枚の馬券になってまとめて出てきました。(上の写真はアンカラ競馬場で買った馬券です)

 

 

競馬新聞は現地で購入することが出来ます。筆者が買ったのは写真のような簡単なもの(斤量とレーティングが分かるので、ある程度力関係と人気予測が出来ます)で、2.5TLでした。

 

第4レース:相馬眼炸裂。ブービー人気を軸に据えるも…?

 

さて、ついて早々パドックで周回が始まっています。するとひときわ目を引く馬体をしている(ように感じた)馬がいました。3番の馬です。

 

 

こいつや!と思い、人気もレーティングも確認せず単勝50TL(約900円)を買います。

レース前に人気を確認すると、なんと10頭立てのうちブービーの9番人気(単勝19.80倍)。大丈夫か…、と思いつつ出走を待ちます。

 

 

いざ発走の刻。芝1600mのレースで、ちょうど発走地点の手前に掲揚されたトルコ国旗と、大トルコ国旗があり、いい写真が撮れました。

 

 

レースは1番人気の4番が引っ張る展開。楽逃げのようで、直線で先頭に立ってもまだ足色は衰えません。

 

 

そんな中、大外からジワジワ脚を伸ばしてくるのは3番!

差せる!差せ!差せ!と日本語で、大声で叫ぶ筆者。

 

が、半馬身届かなかったところがゴールで、惜しくも大当たりを逃しました。

惜しかった。

人気のない馬を見抜いておきながら、単勝買って2着は非常に悔しいです。

 

 

ヴェリエフェンディ競馬場では、レースが終わった馬たちが鞍を外した状態でまたパドックを周回します。この時、勝ち馬には称賛を声援が掛けられます。

 

第5レース:GⅢ。自分の相馬眼を信じてみると…

 

来て2レース目(第5レース)は、もう重賞GⅢのレースです。4歳以上芝2200m戦で、斤量は58-58.5kgのほぼ定量戦です。

前のレースで発揮した自分の相馬眼を信じ、一番良さそうな9番の単勝と、次に良さそうに見えた6番との馬連を買います。

 

 

この時もオッズを確認していなかったのですが、9番は30.25倍のブービーの8番人気(9頭立て)、6番も18.55倍の7番人気です。

 

 

次がGⅠレースなのですが、この時間にもなると結構人が増えてきました。GⅠなのに人が少なかったアンカラ競馬場とは違います。

競馬場の後ろにそびえたつマンション群が、そこはかとない都会感を醸し出してます。

 

 

いざ発走の刻。

 

 

この時気づいたのですが、トルコ競馬は結構タイムが遅いです(日本中央競馬が速すぎる?)。

最初の3ハロン(600m)が39.5秒、1000mが1分05秒です。もちろん斤量が重い(このレースで58kg、ハンデ戦では63kgとかある)のもあるでしょう。

 

 

さてレースは1番人気の7番と3番人気の3番のマッチレースの様相。

結局この2頭で決まり、あとから確認したらレーティングが圧倒的に抜けた2頭での決着でした。それぞれ113と109で、次に高いのが97といった様です。馬連は4.45倍、馬単は10.40倍。複勝(上位2頭まで)に至っては、それぞれ1.05倍でした。

相手に買った6番は良い脚を使い3着に食い込みましたが、肝心の9番はシンガリ…。

 

 

レース後はパドックでジョッキーインタビューがありました。

 

第6レース:GⅠトルコオークス(KISRAK)!

 

いよいよGⅠトルコオークス(KISRAK:クスラック賞)の時間!

オークスなので3歳牝馬の頂点を決める戦いです。定量58kgと結構重めです(日本のオークスは定量55kg)。1着賞金は760,000TL(約1,400万円)、高くはないです。

このレースでも三度目の正直とばかりに自分の相馬眼を信じ、13番をチョイス。しかしこのレースからパドックに登場した金髪美人レポーターが気になってしょうがない。

 

 

うーん、美しい。ザ・トルコ美人。

 

 

GⅠになると人の入りも最高潮。日本ほどではありませんが、見やすい場所はほとんど人で埋め尽くされ、写真を撮るのもままなりません。

レースは結局2番人気→3番人気→1番人気の固い決着。レーティングも上位3頭だったので、改めて定量戦でのレーティングの重要性を思い知らされました。4着にも4番人気の馬が入り、四連単は22.26倍。

勝った馬の名前は”THE LAST ROMANCE”、なんとも切ない名前ですねー。

筆者の買った13番は9着(16頭立て)で、もう自分の相馬眼じゃなくてレーティングを信じることにしました。

 

第7レース:GⅡ。このままでは帰れないとレーティング予想に。

 

このままではトルコ競馬で一つも勝てずに終わってしまう…。

時間的にも、予想的にも(GⅡなので定量戦)、次のレースが恐らく当てる可能性のある最後のレース。

1番人気(11番)と2番人気(8番)がそれぞれ1.50倍と2.70倍で、レーティングも抜けています(111と110、それ以外は94が最高)。

しかしこの2頭を買っては大してつかないだろう、ということで3番目にレーティングの高い3番(6番人気:94)で勝負!

 

…が、11番が1着、8番は3着、そして3番は4着に沈み、あえなくダリマナのトルコ競馬珍道中は終了しました。

 

まとめ

 

意外と人気通り、レーティング通りかと思いきや、やはりそこは競馬。奥が深いです。

前情報が少ない分、海外競馬は予想しにくいという難点がありますが、逆に捉えればシンプルに考えることも出来るので、日本競馬でゴリゴリのデータ予想をしている人は、たまには海外に出て自分の眼だけを信じた予想をしてみるのも良いかもしれません。

今回のトルコ旅行ではトルコを代表する2か所の競馬場を訪れました。本当はイズミルやブルサの競馬場も訪れてみたかったのですが、それはまた次回のお楽しみに取っておきます。

さーて、次はフィリピンかな。