【アンカラ競馬場訪問記】馬券の買い方に苦戦も、人気決着が常のトルコ競馬でGⅠ観戦。

 

世界中の競馬場を巡る旅。

今回はイスラム国家トルコの首都アンカラにあるアンカラ75年競馬場です。トルコを含むヨーロッパ・中東地域では初めての競馬場訪問です。

 

 

概要

 

イスラム国家トルコですが、競馬はいろいろな都市で行われています。大都市イスタンブールや首都アンカラを始め、地方都市を合わせると8つの競馬場があります(ジャパンスタットブックインターナショナルによる)。

今回訪れたのは首都アンカラにあるアンカラ75年競馬場(75 YIL ANKARA HIPODROMU)です。アンカラ競馬場は、1998年から競馬を施行しています。

コースは右回りの芝コースで、距離は1周2200メートル、ゴール前の直線は約500メートルと結構長めになっています。4階建てのスタンドは8700人収容可能(座席数2300席)です。筆者が訪れたのはGⅠ開催日だったのですが入場無料でしす。競馬場内にATMはありませんでした。

トルコでは季節にもよりますが冬季シーズンを除いた4月から11月までは、ほぼ毎日どこかで競馬が行われています。アンカラ競馬場は冬季シーズンは休みになりますが、シーズン中はおよそ週3回(火・木・土)レースが開催されています。一日当たりのレース数は8レースとなります。

なおトルコのレースはサラブレッド系(サラ系)純血アラブ系(アラ系)の2パターンあります。特にアラ系は日本ではもはや見られないので中々貴重だと思います。

 

アクセス:市街地からは車で30分程度

アンカラ中心部からら車で30分程度のところにあります。地下鉄の駅があるのですが、徒歩では30分近くかかるのでおススメしません。またバスの停留所もあるのですが、乗り慣れていない観光客はタクシーで訪れるのが良いでしょう。料金としては80TL(約1,500円)程度となります。

なおタクシーで行く際は「Hipodromu」と言えば一応伝わるのですが、市内中心部に競馬場跡地があります。場合によってはこちらに連れていかれることもあるので、行き先はしっかり乗車時に確認し、乗車後もGoogleマップで位置を把握しておく必要があります。ちなみに筆者は間違えて競馬場跡地へ連れていかれました…。

 

トルコ競馬での馬券の買い方

 

馬券売り場は見るとわかると思います。基本的日本と同じようにマークカードを記入し、受付でお金と一緒に渡すと馬券がもらえます。この時、自分が記入したマークカードも返ってきますが、それはそのまま捨てても問題ありません(馬券を捨てないように)。

 

 

馬券は上の写真のようなものになります。

一番上が開催場所。アンカラ競馬場でアンカラ競馬場のレースを買う場合は、ここは空白でも構いません。

二番目は曜日を記入する欄ですが、こちらも空白でも問題ありませんでした。

三番目はレース番号となります。上の写真では6レースを購入しています。

四番目は券種となります。多すぎて何が何やらさっぱりなのですが、一番左上の「G」が単勝、左上から4つ目の「I」が馬連になります。恐らく「3G」が三連単、「7G」が七連単になるものと思われます。

五番目は金額です。何も記入しなかったら1TLになります。

そして六番目が馬番号となります。馬番の記入方法は日本のフォーメーションカードのようなものです。例えば馬連などで流す場合などは、1列目に軸馬、2列目に相手を記入します。

 

 

こうして出てきた馬券がこちら。単勝(GANYAN)を100TLと馬連(IKILI)を100TLそれぞれ購入したのですが、1枚の馬券になってまとめて出てきました。

 

第4レース:パドックでポーズをとる馬を買ってみた

さて筆者が競馬場に着いたときは、ちょうど3レース目が終わったところでした。

レースは30分間隔で行われます。だいたい出走の15-20分前になるとパドックに馬が周回にきます。

 

 

この時はまだ人気なども分からなかったので、パドック周回中に立ち止まってこちらのカメラに興味を示した芦毛馬(となぜかキメ顔の厩務員さん)を買ってみることにしました。ひとまず単勝10TLです。

 

 

ダートのレースでしたが、最後の直線に入り、9番と自分の買った6番のマッチレース!これはもしや勝てるのではないか!

 

 

と思いきや、最後は9番に突き放され、6番は2着どまり。まぁ惜しい、でも意外と自分の馬を見る目も悪くないかも。

 

第5レース:人気通りの決着になりやすい?

 

先ほどの第4レース、勝った9番は4番人気、自分の買って2着だった6番は5番人気でした。過去他のブログでも述べられていましたが、ここで筆者は「トルコ競馬は割と人気通りに決着しやすいのではないか?」という仮説を立ててみます。

Ganyanは単勝を意味しますが、上の写真第5レースでは3番が2.50倍の1番人気に推されています。この次がGⅠレースということもあり、第5レースは「見」で人気決着か判断しようと思います。

 

 

するとやはり早々抜け出した1番人気の3番が後続を突き放して圧勝。2着以下も単勝人気10倍台以下の人気サイドで決着しました。トルコ競馬は人気通りに決まりやすい、この論法を持ってGⅠレースに臨みます。

 

第6レース:GⅠ

 

そして第6レースはGⅠ「TARIM VE ORMAN BAKANLIGI KOSUSU(農林省杯、的な?)」です。4歳以上の純血アラブ種(アラ系)による芝2400mのレースです。

1着賞金が615,000TL(約1,150万円)とトルコ国内のレースでは高額な部類になります。なお通常レースの優勝賞金は30,000TL(約50万円)です。日本の中央競馬のレースがいかに高額かが分かりますね。

GⅠレースとはいえ、日本のようにぎゅうぎゅう詰めに盛り上がるわけでもなく、人の入りはそれなりで、レース前のファンファーレもなく、あまりGⅠという感じはしませんでした。

 

 

前のレースを踏まえ、人気サイドから買ってみようと思います。12頭立てのレースですが1番の馬はトップハンデの60kgで、なんと単勝人気は1.40倍の圧倒的1番人気です。

 

 

なるほど、確かに堂々とした馬体。これは人気なのも頷けます。こいつに逆らうのはいくらなんでも愚行というものでしょう。

 

 

対して、自分が相手に選んだのはイかれた顔( ゚Д゚)したこちらの9番の馬。単勝人気は9.90倍で5番人気となっています。

 

 

1倍台の単勝を買っても面白くないので、9番の単勝を100TL、それから1番と9番の馬連を100TLの計200TLで勝負です。

 

 

いよいよ発走時刻。ちょうどスタンド前からスタートなので写真を撮ろうとしたらハゲのカメラマンに思いっきしピントがあってしまいました。

 

 

「ハゲ邪魔やねん!」と思いつつ、これはこれで絵になります。

 

 

レースは逃げる2番人気の4番に、最後の直線半ばで1番人気の1番が猛追します。

 

 

そのままあっという間に交わし去り、最後は3馬身差をつけて圧勝。2着は逃げ粘った4番が、最後4番人気の8番に交わされたところをもう一度差し返して入線、3着8番となりました。

 

 

さて筆者の選んだ9番( ゚Д゚)はというと、最後の直線ですでに手応えなく、どこか異常を発したのか、最後は大きく遅れて殿で入線しました。

ちなみにレースの動画はTJK(Turkey Jockey Klub?)のサイトで見ることが出来ます。当日の出走予定表もこちらで確認が可能です。

 

レストラン

 

アンカラ競馬場内にはいくつかレストランがあります。馬場を眺めながら食事を摂れるテラス席や、目の前でケバブを焼き上げるカフェ、そして馬券売り場併設のアウトドアレストランなどです。

 

 

筆者は入場してすぐのところにあるアウトドアレストランで昼食を摂りました。ちなみにこれがトルコにきて最初の食事となりました。

メニューを見ても何か分からないし、この時は料金の相場なども分からなかったのですが、今になって考えるとわりと普通くらいの値段なのだと思います。

 

 

注文したのは受付でオススメと言われたチキン(25TL)と生ビール(18TL)です。パンは勝手に出てきて、手を付けなかったのですが、恐らく食べた分だけ請求が来るタイプだと思います。

意外だったのはイスラム教国のトルコで、断食期間中にかも関わらず競馬場で真昼間から堂々とビールを飲んでいる人が多かったということです。まぁ、断食するような人はそもそも競馬場に来ないのかもしれませんけど。

 

まとめ

 

目的のGⅠレースも観れて、アンカラ滞在の目的も果たせました。GⅠレースが終わってもまだ残り2レースあるので、皆さん中々帰ろうとはしません。

筆者は雨も降ってきたこともあり、早めに帰ろうとGⅠレース終了後に帰りました。正門前にはタクシーが数台待機しているので、帰りの交通手段に困るということもありません。

次回はイスタンブールで、これまたGⅠレース観戦です。アンカラ競馬場訪問を踏まえ、イスタンブールではしっかり馬券を当てたいと思います!