ブリュッセル観光記。「世界一美しい広場」深夜のグラン・プラスを訪れた。

前回のベルギー案内の続きの記事です。

今回はブリュッセル観光の最大の名所で、世界遺産でもあるグランプラス広場(Grand-Place)について書きます。

グランプラス広場とは

グランプラスの最大の目玉でもあり、中心に位置するのは96mの高さを誇る「市庁舎」です。一帯の建物は15世紀前半に建造されましたが、1695年の大同盟戦争で市庁舎以外の建物は木造であったため焼け崩れました。当時、唯一石造りだった市庁舎だけが現在まで残っています

市庁舎の周囲は、この戦争以後に建造された「ギルド」に囲まれています。最も有名なものは「王の家(パンの家)」です。元はパン市場であったが、のちにスペイン王となるブラバント公の仕事場があったことからこう名付けられました。現在のものは1875年に再建され、1985年からは市立博物館になっています。

その他にも壁に飾られた包丁や樽、手押し車などの紋章がそれぞれの職業をあらわしており、高級家具店や仕立て屋、ビール醸造場などがあります。ビールのギルドは現在ビール博物館になっています。

グランプラス一帯は、1998年にユネスコの世界遺産に登録されました。

昼間は人の集まる観光地

グランプラス 昼

昼間のグランプラスは人が多く集まるブリュッセル随一の観光地です。欧米人も多いですが、特に中国人などのアジア系が良く目立ちます。一方で、日本人観光客はあまり見かけませんでした。屋台なども出ており、非常ににぎやかな雰囲気です。

一方で、どうせ写真を撮るなら人気の少なくライトアップされたところを撮りたいと思っていました。幸か不幸か、時差ボケのせいで早く寝てしまい、朝方5時頃に目を覚ましたので、散歩がてらグラン・プラスに赴くことにしました。

夜は神秘的なカオス地帯

ブリュッセル街中 朝方 グランプラス 朝

人の気配がないと、荘厳な雰囲気が醸し出されます。華やかな昼間とは違い、ゴミが散らばり壁に落書きがあるのを見ると、海外だなぁと実感します。

ライトアップされて、人がほとんどいないグラン・プラスはやはり絶景でした。女の子のようなことを言うと、「物語の中にいるみたい!」といった感じです。

一方で、広場をゴミ収集車が駆け回っていたりと、色んな意味でコントラストのある景色でした。せっかく世界一美しい広場を訪れるなら、その光景を独占できる朝方にも訪れることをおススメします。

ちなみに筆者はここグランプラスでバリヤードをゲットしました。