【クレジットカード】カード紛失時の各ブランド(VIS・JCB・アメックス)対応を比較してみた。

 

今や海外旅行にはマストアイテムのクレジットカード。

1枚あれば、海外旅行保険もかけなくていいし、現金が足りなくなれば海外キャッシングで万事解決。とまぁ便利なものですが、反面紛失したときはとーっても面倒なことになります。

今回、不幸なことに財布を紛失し、クレジットカードを止めるハメになりました。免許証と合わせて、4枚のクレジットカードとSMART ICOCAを紛失しました。問い合わせをする中で、クレジットカードを止めるにも各社対応が明らかに違ったので、比較をしてみました。

 

 

今回紛失したのは以下の通りです。

  • ANA JCB SFC ゴールドカード
  • アメックス SPGカード
  • VISA(DC)ひろぎんカード(キャッシングカード一体型)
  • 住信SBI VISA デビットカード

 

JCB

神対応です。

JCBは紛失時の専用ダイアル(日本国内:0120-794-082、海外の紛失盗難ダイアルはこちら)が用意されています。24時間365日の対応で、番号プッシュなどもなく、すぐ繋がります。一通りの説明のあと、すぐ止めてもらいました。通話時間は約5分程度です。

ゴールドカードなので、再発行手数料は無料でした。

クレジットカード番号と共に、AMCマイレージ番号も変更になるので、後の手続きが一番面倒です。カードと、カードに紐づけられているキーホルダータイプのQuick Pay nanacoも使用不可となりました。

一方で、Apple PayでのQuick Payはそのまま使用可能とのことでした。(ただし24~48時間の猶予が必要

 

後日談

カードが届いたのは1週間後くらいでした。なぜかQuick Payキーホルダーの方が先に届きました。しかもちょうど同時期にANAのプラチナステータスカード(マイレージ番号は紛失前のもの)が届き、かなりてんやわんやでした。

 

アメックス

専用回線無しは大マイナス

SPGアメックスに限らず、プロパーのアメックスでも紛失時の専用ダイアルがありません。プラチナ以上ですとあるのかもしれませんが。

通常の問い合わせ番号と一緒(0120-020120 または 03-3220-6100)なので、つながるまで数分以上かかります。番号プッシュも必要で、問い合わせ内容の中に紛失用の回線もありません。ちなみに海外で紛失した場合のダイアルはこちら

結局、夜11時過ぎにも関わらず5分程度つながるまで時間を要しました。日中に紛失した場合だと、さらに長引く可能性が高いです。

対応はカード会社の中で最もシンプルでした。対応自体は簡素で3分程度で済みました。よく言えば早い、悪く言えば不親切といったところでしょうか。

 

後日談

もっとも早くて、4日程度で届きました。キャッシュカードも使えない以上、早くクレジットカードを使いたかったのでかなり有り難いです。対応の早さはさすが外資系といった感じでしょうか。

 

 

VISA(DCブランド)

対応悪し。

今回紛失したのはDCから発行されているVISAカードなので、実際の問い合わせはDCになります。紛失時の専用ダイアル(日本国内:0120-664476、海外の紛失盗難ダイアルはこちら)があり、すぐつながります。

対応悪しというのは、応対したオペレーターがすごいだるそうだったからです。紛失でテンション下がっているのはこっちなのに、そこでだるそうな対応を取られると腹立たしさに拍車が掛かりますね。

ちなみに銀行発行のクレカだったため、この連絡で「クレジットカード機能は停止できるが、キャッシュカード機能は別途銀行へ連絡が必要」とのことでした。そういえば再発行手数料の話がなかったので、もしかしたら請求が来るかも…。

 

広島銀行

番外編ということで、クレジットカード会社ではありませんが。

対応は非常に丁寧でした。というのも、まず最初に電話が切れた場合の電話番号確認がありました。些細なことですが、これは大事です。万一、電話が途中で切れて、別のオペレーターで一からとなると非常に面倒ですからね。だいたいどんな場面でも、最初にオペレーターの名前を告げられますが、ほとんどの場合は覚えないでしょうから。

処置は、対応カードによるキャッシング機能の停止でした。そもそも紛失した時間がATM対応時間外だったので、問題はないらしいですが。これは別の話ですが、土曜夜にATM非対応だと何かと不便なので改善してほしいところです。

 

後日談

2週間経っても届きません。再発行依頼から10日後くらいに手紙が届き、中を見ると「この書類をもって窓口に行くこと」とのことでした。一度支店に赴く手間があり、再発行手数料(1,080円)の請求もありました…。

 

住信SBIデビットカード

結果的に言えば、止めていません。

これまで上記のカードを止めた後、このカードを止める前に警察から「財布が見つかった」と連絡がありました。カード機能もデビットな上、そもそも入金残高が1万円を超えることがないため、止める必要な無いと判断しました。

ちなみに再発行の場合、再発行手数料が取られるので最後に回して正解でした。

 

SMART ICOCA

こちらは電話対応などはなく、みどりの窓口での対応になります。

止めることは出来ますが、残高の返金は保証されず、再発行にも手数料が必要となります。SMART ICOCAは駅の機械でワンタッチでクレジットカードから入金できてしまい、コンビニなどどこでも使えるので、正直もう少し紛失時の対応を強化してもらいたいです。

こちらも結局止める前で、止める必要性も感じなかったのでそのままです。

 

結果

あらかた止め、あとはSBIデビットとSMART ICOCAというところで、警察から電話がありました。

正直、カードを一通り止める前に見つかってほしかった…という気持ちはあります。ネットショッピングなどで紐づけられているカード番号をすべて変更するのは、手間ですから…。それでも、免許証が返ってきたので、免許センターに行く手間や手数料が省けたのは嬉しかったです。

また、仮に財布が見つかり、無事手元に戻ってきたとしても、カードを止めるのは正解だと思います。というのも、カード番号と名前、セキュリティコードが割れてしまっているため、オンラインショッピング等で利用可能な状態だからです。いまや暗証番号が分からずとも、クレジットカードが使えてしまう時代ですから。

もっとも身に覚えのないものは、きちんと申請すれば請求されません。ただそれも、カード裏面に自分のサインがあることが必須になりますが。

各社の対応ですが、やはりさすがJCB、やっぱり外資かアメックスやる気あるのかVISA(DC)という結果ですね。正直ANA SFCをJCBからVISAに乗り換えようと思っていたのですが、今回の対応で後ろ髪を引かれる思いです。最もANA VISAカードの場合は、三井住友が引受先になるので、また対応は変わってくるのでしょうが。

 

余談

その後の筆者のクレジットカードの変遷は以下をどうぞ。

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拾ってくれた人へのお礼

よく「お礼の一割を」とか言いますよね。

今回初めて知りましたが、実際に拾得者へお礼として「拾得物の5%~20%相当の支払い」は法律で義務付けられています。紛失した財布は3000円程度の安物、中に現金はなかったので、一体いくら支払えばいいのかはわかりませんが…。

今回、拾得者の方が金銭のお礼は辞退されたとのことですが、警察からはお礼の電話を一言かけるようにと言われました。その時は夜遅かったので、翌日になって電話を掛けてみると、間違い電話だと言われました

すんごい邪推をすると、カード番号やらを記録していて、嘘の電話番号を伝えることで、カードを止めさせないで、こっそり使おうと思ってたりするのかな、と。

あんまり人の善意は疑うものじゃありませんけどね!落とした財布が返ってくるなんて、日本以外じゃほとんど奇跡に近いことですし。