イギリスの高速鉄道ヴァージントレインのファーストクラスを9000円で堪能する!【ロンドン~リヴァプール】

昨年末のイギリスを訪問した際のこと。ロンドンでの滞在を終え、次なる目的地はリヴァプール(Liverpool)でした。

リヴァプールにはジョン・レノン空港がありますが、ロンドンからの飛行機はガトウィック空港という市内から離れたところから出発しています。一方、リヴァプール側では近隣のマンチェスター空港が大きいですが、わざわざロンドン市内からヒースロー空港に出向くのもめんどくさいです。

そうなると、当然鉄道が選択肢の筆頭に上がってきます。滞在したホテル(Great Northern Hotel)はキングスクロス駅(King’s Cross)セントパンクラス駅(St. Pancras)の中にありますが、ユーストン駅(Euston)へも徒歩10分程度で行けます。このユーストン駅は、イギリス全土への長距離鉄道の出発駅にもなっています。

というわけで、リヴァプールへは鉄道移動で決定!!

予約方法

まずはチケットを予約します。ユーロスター同様に、レイルヨーロッパサイトから予約できます。

ユーロスターと違うのは、E-ticketは発券されないので、駅の券売機でE-ticketナンバーを入力して発券する必要があります。試しに2週間先の日曜日(乗車日も日曜日でした)で探してみます。

raileurope

便によって移動時間に差がありますね。早ければ2時間19分で着きますが、遅いのだと2時間57分もかかります。この辺りは、ほかの電車との兼ね合いでしょうか。

EconomyとPremier(日本語版だと2等と1等)の違いは、席の広さだけのようです。両方ともスナックと飲み物がつくのに、席の広さだけで値段が倍違うのは解せません。結局、1等客席を予約しました。1等客席は勝手に座席が予約されます。

raileurope2

支払いはクレジットカードで出来ます。予約が完了するとメールが届きます。記載されているE-ticketナンバーさえあれば、あとは駅の券売機へ行くだけです。

ロンドン・ユーストン駅から出発

ユーストン駅はKings Kross駅と比較すると、そこまで大きいわけでもないので駅構内で迷うことはないと思います。

まずは券売機で発券ですが、基本的にどの券売機でも問題ありません。そして言語選択で日本語が選べるので、あとは難しくないでしょう。

無事発券すると、改札前の大きな電光掲示板で出発ホームを確認しましょう。出発ホームと改札がリンクしているので、改札を間違えないよう注意してください。改札を抜けると、すぐ電車が見えます。今回は4番線からの発車です。他のホームも同じタイプの車両が並んでいるので、乗り間違えないようにしましょう。

電光掲示板 ヴァージントレイン1

車内風景

車内はかなりスタイリッシュです。ユーロスターよりもスタイリッシュです。車両の中央と前後にはスーツケースなど大型荷物置場があります。

ヴァージントレイン2

座席の上に小さい電子標示があり、指定席なら「Reserved」と書かれています。逆に「Reserved」と書かれていない席なら、どこに座ってもかまいません。もちろん1等のチケットは必要ですが。

今回は一人だったので一人席を予約していましたが、あまりにも車内がガラガラだったので、空いている4人掛けのボックスシートに移動しました。机も大きく、コンセントやライトもあり、Wi-Fiも無料で使える(ただし遅い)のでパソコンを広げて仕事もできます。

ヴァージントレイン3

途中、スナックとドリンクが提供されましたが、クオリティはユーロスターみたいなもので、お察しの通りです。やっぱりイギリスで食事は期待しちゃいけませんね。

車窓からの風景は、「イギリスの田舎町だぁ~」という感じです。イメージ通りです。

ヴァージントレイン 車窓

まとめ

2時間少々乗車して、リヴァプールのライム・ストリート駅(Lime St.)に到着しました。今回は人も少なく、かなりのんびり広々と過ごせたのであっという間でした。

ユーロスターよりも車内が綺麗なので、乗っていてテンション上がりますね!あとはスナック&ドリンクをなんとかしてくれれば…。まぁコーヒーが飲み放題なだけでも文句言ったらいけませんね。

次回はイギリス探訪記・リヴァプール編です!