2019年10月初旬。
競馬の世界的大レースの一つ『凱旋門賞』に自分が好きな馬が出走するとのことで、2泊3日弾丸パリ旅行を敢行しました。
コンテンツ
ジャカルタからパリへはタイ航空(ANAマイル100%加算)
ジャカルタからフランス・パリまで、11,578km。インドネシア・バリなら900km程度なのに、点々が丸になるだけでこうも変わるんですね。
昔と比べ航空券も随分と安くなりました。
ジャカルタからパリ・シャルルドゴール空港へは直行便がないので、経由便となります。
フルサービスキャリアのエティハド航空は往復800万ルピア(約62,000円)というチケットもありました。
原油が豊富な中東キャリアというのもありますが、本当に航空券が安くなった時代だと思います。
個人的にもレバラン休暇のトルコに続き、年に2回もヨーロッパへ行くなど思いもしませんでした。
今回はANAとの提携も考え、タイ航空をチョイス。
価格は1,300万ルピア(約10万円)ですが、予約クラスQなのでANAマイルが100%(往復で約14,000マイル)貯まります。
スケジュールも完全に凱旋門賞観戦仕様です。
金曜日:夜ジャカルタ発、バンコク乗り継ぎ。
土曜日:早朝パリ着。凱旋門やエッフェル塔など観光。
日曜日:ロンシャン競馬場で凱旋門賞(とその他GⅠレース)観戦。
月曜日:昼の飛行機でパリ発。火曜日早朝にバンコク乗り継ぎで、昼前にジャカルタ着。
パリの街並み
パリの街並みは本当に洗練されています。数字で表される(1区、8区など)エリアがいわゆるパリ中心地なのですが、特に有名なシャンゼリゼ通り周辺は石畳が敷かれ、ヨーロピアンな荘厳な建物が立ち並びます。
ヨーロピアンスタイルを徹底したパリの街並みは、日本スタイルを徹底した京都の街並み(今では京都の一部ですが)をどこか連想させます。
晴れ間が見えると気持ちいいですが、曇り空も冬のヨーロッパ(時期的にはまだ秋)という感じがしますね。
日付が悪かったのが、2日目夕方の凱旋門賞直前まではずっと曇り空雨模様でした。初日にエッフェル塔を訪れた際も、曇り空でてっぺんが見えませんでした。
またエッフェル塔の近くには、手前は教会なのですが、イスラーム建築のモスクのような丸みを帯びたオブジェ?の上に十字架が乗っかっている不思議な教会(Cathédrale de la Sainte-Trinité)もありました。
そして街中で見かけた謎の配達バイク。
SUSHI From Japan to Peru。
なぜにペルー?謎だ、謎すぎる。
ウェブサイトだと「NIKKEI TO PERU」になっているので、もしや日系ペルー人がやっている寿司屋なのでしょうか。
エッフェル塔
エッフェル塔はチケットを事前購入しておくと良い、との情報を見つけたのでウェブで予約しました。
日程と時間まで指定する必要がありますが、多少時間に遅れても問題ありません。そしてEチケットを持っていても、最初のセキュリティチェックで並ぶ必要があり、この列ははっきり言ってごちゃ混ぜになっているので、優先レーン的な扱いはありませんでした。
エッフェル塔近くの土産物屋で見つけたオリラジ風シャッキーンをしたモナ・リザが描かれたTシャツ。非常に欲しかったのですが、サイズが合わず断念。
エトワール凱旋門
つくづく天気には恵まれませんでした。2日目の午前中、ロンシャン競馬場に行く前に凱旋門に登りましたがこの日も相変わらずの曇り空。
ちなみに凱旋門へはロータリー外側の階段を下りて地下通路を通っていく必要があります。また入場してから屋上の展望台へ行くまでは200段以上ある螺旋階段をひたすら登り続ける必要があります。
結構体力が必要なので、登るときは気を引き締めていきましょう。
宿泊したホテル
凱旋門賞が行われるロンシャン競馬場にアクセスが良く、観光スポット(凱旋門とエッフェル塔)に近いところというところで、今回は凱旋門から徒歩5分のホテル・フェルテル・エトワールを選びました。
3つ星ホテルですが、宿泊料金が総じて高いパリではまだ安いほうのホテルで、1泊100ユーロ(立地設備を考えるとOK)です。
徒歩1分のところにスーパーマーケットがあり、また空港からのリムジンバス乗り場(エトワール凱旋門停留所)からも徒歩5分、ロンシャン競馬場への無料シャトルが出ているメトロのシャルル・ド・ゴール・エトワール駅へも徒歩6分と今回の旅行では打ってつけの場所でした。
パリでの食事
パリ市内は特に物価が高いので、食事には注意が必要です。とはいえ観光地周辺に泊まっていると安食堂を中々見つけられるわけでもありません。
だいたいどこのカフェでもモーニングセットを提供しているのですが、上の写真のようなクロワッサン・コーヒー・オレンジジュース(+卵料理とパンもう一つ)で10ユーロ前後になります。
ただやはり本場なのか、クロワッサンの味わいは口触りはどこの店でもハズレありません。「おお、うめえ!」と感動するくらいには美味いです、クロワッサン。
ランチはメニューを見てもよく分からず、英語の説明も解読するのが難しかったので、2日連続でクリームサーモンパスタになりました。
それぞれ違う店ですが、値段は15~20ユーロ程度。こちらも決して安いとは言えませんが、味は美味かったです。サーモンを惜しげなくふんだんに使っているのは非常に好感が持てました。
もう少しメニューに写真をつけるとかしてくれると、料理のイメージがつかめやすくてありがたいのですが…。
ワイン激安!!!
近所のスーパー。ジャカルタに住んでいると酒が当たり前のように売っていることに感動しますが、物価の高いフランス・パリにあってワインの安さは目ん玉が飛び出るほどです。
フルボトルのワインが1本2.18ユーロ(約260円、約34,000ルピア)。インドネシアではもちろん、日本でも考えられない安さです。このボトルだけがとびぬけて安いわけではなく、隣を見ても3ユーロ台のものが普通に置いてあります。
これだけ赤ワインが安くて、生ハムとチーズで合わせられる毎日があれば、それは幸せに生きてゆけるでしょう。
凱旋門賞2019観戦記
まとめ
最近、海外旅行をするときは「将来この街に住めるか?」を念頭に置いて観光もとい街歩きをするようにしています。
パリはそういった面でいうと、やはり物価が高く生活コストが掛かるので住むには不向きなのかなと感じました。仮に、高い生活コストをペイできるだけの収入があればいいんでしょうけどねぇ。