以前、ハネムーンではモルディヴの水上コテージに泊まりたいといった記事を書きました。全然結婚の予定もないのですが。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
さてさて筆者が現在住んでいるのはインドネシア。日本以上に四方八方を海に囲まれた海洋大国。モルディヴに行かずとも、水上コテージはあるのではないかと思い調査してみました。
インドネシアの水上コテージ(Water Villa)は、英語系のサイトで何件かまとめられていたので、それらを翻訳したり参考にしたりしながら、今回は記事を書きました。では以下、特に様々なサイトで取り上げられていた7件の水上コテージを紹介します。
コンテンツ
Pulo Cinta Eco Resort
Cintaはインドネシア語で「愛」、さしずめ「愛の島」といったところでしょう。ここはかつてスラウェシのゴロンタロ王子とオランダ商人の娘が禁じられた恋愛をした場所でした。ゴロンタロから南に3キロほど行ったところにあるリゾートアイランドです。
エコリゾートというのは、その名の通り「エコ」を売りにしたリゾートです。Pulo Cintaの場合、電気はすべてソーラーエネルギーによって賄われています。ですがWi-Fiも使えるなど、現代での必要最低限は保証されています。食事は真ん中の砂浜で取ることになります。
料金は1泊1室IDR 4,000,000で、3食と近隣の港のTilamutaからの往復移動が込みです。行くまでが遠いので、2泊3日で訪れることをお勧めします。逆に4日以上滞在すると飽きてしまうのではないかとも思います。
2人で2泊3日ならば、飛行機代込みでIDR 12,000,000++になります。
行き方:
- Lion AirかSriwijaya Airでマカッサル経由でゴロンタロのJalaluddin Airportまで行きます。ゴロンタロまではジャカルタからBatik Air(AM2:10発、AM6:10着)の直行便もあります。大体往復でIDR 2,000,000程度。直行便は3時間、乗り継ぎで4.5~5時間程度です。
- 空港から車で2時間ほど走り、Tilamutaの港まで向かいます。車は空港についてからチャーターすると良いでしょう。
- 港からボートで島までは25分です。ボート代は宿泊費に含まれています。
Website:http://www.pulocinta.com/
Misool Eco Resort
Misool Eco ResortはインドネシアのRaja Ampat諸島にあり、無人島に囲まれています。 環境保護の取り組みで知られるこのリゾートは、熱帯の再生木材からそのヴィラを築いています。ここでは娯楽がないので、時間を贅沢に使えます。バルコニーに座って、本を読み、時間の流れをゆっくり感じることが出来ます。マングローブや近場のビーチへ行くこともできます。
料金についてはパッケージが用意されています。食事込み、アフターヌーンティー、ドリンク飲み放題、カヤック使い放題、初回ダイビング後に15分の無料マッサージ、シュノーケリング、空港送迎、税込。
これらがすべて含まれて、1週間で一人USD 2,825(オフシーズンならUSD 2,400)。その他、プラスアルファでダイビングやシュノーケリングのパッケージを追加することが出来ます。上記のように、1週間程度長期滞在し、ダイビングやシュノーケリングを多く行いたい人に向いています。
行き方:
- Lion AirかSriwijaya AirでSorongの空港まで行く。約5時間で、Batik Airなら直行便がある。料金は往復IDR 3,000,000~。深夜にジャカルタを出発して、時差も含め朝にSorongに着きます。
- Sorongの空港からSorong Pelabuhan Rakyat harborまで移動する。タクシーで約15分、料金は10ドル程度。
- Sorong harborからのフェリーは11時と2時の2便。上記のように朝にSorongに着いたら、11時からのフェリーに乗船できます。フェリーチケットは14ドル。イスラム系の祝日以外は運行しています。フェリーに約2時間乗り、Waisaiまで向かいます。
- Waisaiでホテルのスタッフが待機しています。その他、スピードボートをチャーターして向かうことも可能です。
Website:https://www.misool.info/
Maratua Paradise Resort
カリマンタン島の海岸東側に位置するマラトゥアパラダイスリゾートは、10のウォーターバンガローと8のビーチバンガローがあります。シュノーケリングはもちろん、桟橋の下を軽く泳ぐだけで綺麗な魚を簡単に見つけることができます。
宿泊料金の記載がないので、後日問い合わせてみます。
行き方:
- バリクパパン(Balikpapan)へ3時間のフライトの後、乗り換えてベラウ(Berau)まで行きます。Lion Air、Sriwijaya Air、Garudaの選択肢があります。ジャカルタからはトータルで4.5~5時間程度で、LCCなら往復IDR 2,000,000程度です。直行便がないので、いずれにせよ乗り換えが必要です。
- タクシーでベラウからTanjung Batuまで2.5時間移動します。チャーターでUS35ドルです。
- Tanjung BatuからDerawan Islandsへ30分ほどボートで移動します。チャーターでUS20ドルです。その他ホテルの出す定時便もあり、こちらは16時半発です。
Website:http://www.maratua.com/en/
Hamu Eco Resort
ハム・エコ・リゾートでは、基本的なアメニティのみが備わっています。エコツアーに参加したり、ビーチを散策したり、のんびりとした時間を過ごすことが出来ます。ダイビングやシュノーケリング、バードウオッチングももちろん可能です。
料金は3食付きで、2人用のDouble roomなら1泊US130ドル。ちなみに一人用のSingle roomなら1泊US65ドルです。ダイビングは別途パッケージがあるので、そちらを参照ください。Waisaiからの移動は片道40ドル(2人まで)です。その他、インドネシア在住者なら50ドル、非在住者なら100ドルの国立公園入園料が発生します。
行き方:Misool Eco Resortと途中まで一緒
- From JakartaFrom Singapore (click here to view)
Lion AirかSriwijaya AirでSorongの空港まで行く。約5時間で、Batik Airなら直行便がある。料金は往復IDR 3,000,000~。深夜にジャカルタを出発して、時差も含め朝にSorongにつく。 - Sorongの空港からSorong Pelabuhan Rakyat harborまで移動する。タクシーで約15分、料金は10ドル程度。
- Sorong harborからのフェリーは11時と2時の2便。上記のように朝にSorongに着いたら、11時からのフェリーに乗船できます。フェリーチケットは14ドル。イスラム系の祝日以外は運行しています。フェリーに約2時間乗り、Waisaiまで向かいます。
- Waisaiからはホテルスタッフと移動します。
Website:http://hamueco.com/
Pulau Ayer Resort & Cottages
ジャカルタのアンチョールからフェリーで15-20分のところにある、ジャカルタ在住者の週末バケーションには最適の場所です。
ただそれくらいジャカルタから近距離なので、綺麗な海でシュノーケリングやダイビングといった趣ではなく、フィッシングやバナナボート、スポーツやプールで泳ぐといったアクティビティを楽しむ場となっています。
料金は水上コテージの場合、3食ボート代込みで一人IDR 1,110,000です。そのほか、日帰りプランなども用意されています。9時に港を出発し、5時間滞在して14時に島を出発します。コテージを借りない場合は一人IDR 290,000++で昼食とボート代が含まれています。日本でいう日帰り温泉プランのようなイメージです。
行き方:
- アンチョールからフェリー(代金は上記込み)
Website:http://www.pulauayer.com/
Telunas Resorts Private Island
(写真:phinemo.com/water-villa-di-indonesia/より)
Telunasはシンガポールからほど近いビンタン島やバタム島の近くに新しくオープンしたリゾートアイランドです。Sea Villanoのほか、ビーチサイドのVillaもあります。
料金は2泊から、1部屋あたり2名から5名まで可能です。料金は週末なら1泊あたりIDR 2,850,000++、平日ならもう少し安くなります。食事は1泊1人3食でIDR 750,000++です。加えて、フェリーターミナルからのボートが一人当たり往復IDR 750,000++です。ですので週末金土日と2人で2泊した場合は、IDR 10,200,000++となります。
行き方:
- バタムにあるHang Nadim国際空港まではジャカルタから1時間45分です。Lion Airが毎日数便の直行便を飛ばしており、料金は往復IDR 1,200,000++と割安です。
- 空港からタクシーを使い、Sekupang国際フェリーターミナルへ向かいます。45分ほどで到着し、料金はIDR 110,000程度です。
- Sekupang国際フェリーターミナルの1階にあるインフォメーションデスクへ向かい、そこにTelunasのスタッフが常駐しています。Sekupangにはフェリーターミナルが二つあり、Local・Domestic(国内)でなくInternational(国際)ターミナルに行く必要があります。
Website:https://www.telunasresorts.com/
Ora Beach Resort
パプアとスラウェシの間にある、セラム島に位置します。
他のエコリゾートと同じく、たどり着くまでは遠いですが、それだけの価値はあります。水上コテージは5部屋しかないので、早めの予約が必要です。ここの特徴は青い海ではなく、緑の海。すなわち海底に多くの水草があり、山岳地帯のそばの海を思わせます。しかし水は当然透明で、シュノーケリングには最適のスポットになっています。
水上バンガローは小部屋なら1泊IDR 1,350,000、大部屋(3ベッドルーム)ならIDR 3,500,000です。その他、食事はワンセット(昼食・夕食・コーヒータイム)で一人IDR 363,000です。2泊3日で2人の場合パッケージが用意されており、IDR 8,372,000となります。シュノーケリングや食事などが込まれています。Transportationも含まれていますが、どこからの移動なのかは確認が必要です。
行き方:
- Ambon(アンボン)にあるPattimura空港まで、ジャカルタから3時間半程度です。Lion AirとSriwijaya Airがあり、直行便も飛んでいます。料金は往復IDR 2,800,000++程度です。
- 空港からTulehu Portまでタクシーで約30分、US12ドル程度です。
- Masohi(Amahai Port)行きのフェリーもしくはスピードボートに乗船します。約90分程度です。
- MasohiからSaleman Villageまで車で約2時間移動し、小型船で5分ほど行くと到着します。
Website:https://exoticorabeach.com/
まとめ
基本的にこれら水上コテージのあるエコリゾートは、有名なリゾート地からは遠く離れたところにあります。
空路で数時間、そこからさらに車で数時間、ボートで数時間といったことも不思議ではありません。
それだけの時間をかけていくのですから、1泊2日などといった予定は組まず、最低でも2泊3日、出来れば1週間くらい滞在して心の洗濯を行いたいところです。
料金も決して安くはないですが、そこで見る景色、そこで得られる体験は、バリ島のようなリゾート化した観光地では得られないようなこともあるのではないでしょうか。
有名観光地に飽き飽きして、人のいないところでのんびり過ごしたいといった時の選択肢として、僻地の水上コテージを検討してみはいかかでしょうか。