2016年夏に、100名城巡りツーリングで岡山にある鬼ノ城に訪れました。
ちょうどこの付近は鬼ノ城のほか、備中松山城と岡山城があるためまとめて訪れやすいです。備中松山城の後に鬼ノ城を訪れ、およそ1時間程度で到着します。
かなり山奥にあり、公共交通機関もないため自家用車が必須となります。しかも途中の道は大型車が通行不可能なくらい細くなっているので、運転に注意が必要です。
アクセス
最寄りの鉄道はJR吉備線の服部駅ですが、徒歩5キロの山道は諦めたほうがいいでしょう。そもそも服部駅に停車する電車も1時間に1~2本しかありません。
備中松山城から行く場合は、南の砂川公園を通ってから来ることになるでしょう。砂川公園は川辺のキャンプ地としても整備されており、夏には多くの家族連れなどが訪れます。
そんな楽し気な雰囲気を後目に、さらに奥へ細い道を10分程度行くと、鬼ノ城ビジターセンターに到着します。ちなみにGoogleマップの英語名は「Ki Castle」。
鬼ノ城ビジターセンター
100名城スタンプは鬼ノ城ビジターセンターにあります。駐車場無料で、そもそも訪問者があまりいないので、車が停めれないといったこともないでしょう。
ビジターセンターにある休憩所では無料でお茶が飲めますが、飲料の自動販売機がないので注意してください。特に、夏場に鬼ノ城を見て回ろうと思った場合水分摂取が必須なので、必ず事前に準備しましょう。砂川公園に自動販売機が設置されているので、用意がない場合そちらで購入していきましょう。
学習展望台
ビジターセンターから鬼ノ城のほうに向かって歩いて行くと、最初に訪れるのが「学習展望台」になります。鬼ノ城のメインである西門が最も綺麗に見えるスポットであり、反対側には総社市内の全景を見ることが出来ます。ここまではビジターセンターから歩いて5~10分程度で、道中もスロープなどが整備されているので誰でも行けます。
西門
学習展望台からさらに10~15分程度歩くと、西門にたどり着きます。
鬼ノ城はその規模が非常に大きく、城郭は全長2.8キロにも及びます。そのすべてが山道となっているため、一周しようとなると3時間はかかるでしょう。時間がない人や体力がない人は、学習展望台とこの西門を見るだけでも十分です。
実際、筆者も今回見たのはこの二つだけでした。
西門までの道のりは整備されていますが、勾配が険しいです。
西門と土塀が見えてきます。
西門の正面からは総社市内が見下ろせます。
門の前に立つと、とても6世紀ごろに作られたとは思えない精巧な門です。
西門を裏手から見た場面です。
西門を抜けて上がると、さらに展望台があります。
まとめ
ビジターセンターから学習展望台、西門を見て撮影に十分時間をかけても45分程度あれば十分です。
それ以上散策しようとなると、飲料や服装、靴などをしっかりと装備して臨むのが良いでしょう。下記の地図で現在地から西門までが約15~20分です。となると鬼ノ城を一周しようとすると、どれだけ大変か想像しやすいかと思います。
筆者は夏の暑さにも負け、最初から行く気が起きませんでした。
鬼ノ城は他の100名城とは一線を画した、7世紀ごろの城です。
そのため謎が非常に多い一方で、たくさんの発掘品が見つかったり、桃太郎の話のモチーフとなった温羅伝説の発祥にもなっているロマンあふれる場所です。時間と装備をきちんと整えて、再度じっくり訪れたい場所の一つです。