インドネシアをはじめ、マレーシア・タイ・シンガポール・ミャンマー・ベトナムとASEANの国を訪れてきましたが、ブルネイ・ラオス・フィリピンそしてカンボジアは未踏の地でした。ASEAN制覇を目指し、今回はカンボジア(シエムリアップとプノンペン)トリップです。
アンコールワット遺跡で有名なシエムリアップにはマリオット系のホテルが2つあります。今回泊まったル・メリディアン アンコール(Le Meridien Ankor)のほか、2018年にオープンしたばかりのコートヤード シエムリアップ リゾート(Courtyard Siem Reap Resort)があります。しかしコートヤードのほうは、プラチナメンバーでも朝食無料およびラウンジアクセスがありません。
市内中心部に近いことも含めて、今回はル・メリディアン アンコールに宿泊することにしました。
どんなホテル??
新マリオットカテゴリー3です。15,000~20,000ポイントでポイント予約できます。今回筆者は17,500ポイントで予約しました。シエムリアップをはじめ、カンボジアはホテル宿泊料が安いことで知られています。こういった5つ星リゾートホテルに1万円以内で泊まることも可能です。有償予約をチェックしましたが、当初は税サ込でも100米ドル前後といったところでした。
ロビーやレストランは真新しい感じがするのですが、2004年に建てられたホテルのため、部屋自体は全体的にやや古めな印象は否めません。3階建てで客室部分は2階と3階の二層のみですが、敷地が相当広く、部屋も結構広がっているため部屋数自体はそこそこあります。遺跡に見立てたプールが特徴です。
街の中心部があるパブ・ストリートなどからは少し離れていますが、アンコールワットには近くトゥクトゥクで10分程度で到着します。チケットセンターへも5分程度です。近くにはアコー最上級ブランドのソフィテルやラッフルズなど高級ホテルが集まります。
ルームタイプ
部屋タイプ | 広さ | 参考料金 |
スーペリア | 36 ㎡ | USD 122 |
デラックス | 38 ㎡ | USD 146 |
デラックスファミリー(エグゼクティブスイート) | 76 ㎡ | USD 217 |
グランドスイート | 161 ㎡ | USD 455 |
通常ルームはスーペリアとデラックスの2タイプです。それぞれ1キングベッドか2クイーンベッドか、禁煙か喫煙かを選べます。デラックスからはラウンジアクセスが付きます。ただラウンジと言っても、16:30-18:30までの間、ホテル内にあるNaga Barでイブニングカクテルサービスがあるのと、簡単なスナックをつまめるのみです。ラウンジでの朝食はないので、プラチナメンバー以上のギフトチョイスから無料朝食を選びましょう。
今回はポイント宿泊(17,500ポイント)なので、スーペリアでの予約となります。最上級のグランドスイートでも455ドル(税サ抜)のため、シエムリアップのホテルがいかに安いかが伺えますね。
エグゼクティブスイートへアップグレードに成功!
事前に当日の空き部屋を確認したところ、エグゼクティブスイートもグランドスイートも空きがあったので、今回は非常に期待できますね!
見事アップグレードを頂戴し、今回はエグゼクティブスイートとなりました。チェックイン時にグランドスイートにも空きがあったのですが、無料アップグレードはエグゼクティブスイートまでといったところでしょうか。
部屋はウッドテイストで、スイートルームらしく入ってすぐのところに第二トイレがあります。ウェルカムギフトはフルーツ固定でしょう。
部屋の古さは隠せず、USBポートもないと思いきや、ベッドサイドテーブルにある目覚ましスピーカーにUSBポートが2つあったので、ひとまずこれで事足ります。ただソファのそばにコンセントがなかったり、ちょっと惜しいなという感じでした。
バスルームも年季が入った感じで、バスタブの湯はあまり高温のお湯が出ませんが、シャワーのほうは問題ありません。
館内マップを確認すると、エグゼクティブスイートは各コーナーに2室ずつ(1階層につき8部屋)あるようなので、トータルでは16部屋でしょうか。スイートルームの割にそこそこ部屋数があります。
アンコールらしい遺跡風プール
2月はカンボジアでは乾季のためほとんど雨も降りません。アンコールワットを始め多くの遺跡があるため、中々ホテルでゆっくりという人は少ないのでしょうか。日中はプールサイドでゆっくりしたのですが、ほぼ貸し切りでした。
プールの面積自体は結構大きく、一周泳いで回るだけでもいい運動になります。ガバナも無料で使えるので、早朝にアンコールワットでサンライズを見て、朝食を摂ったあとはプールサイドでゆっくりするのもいいでしょう。
スパ・ジム
ジムとスパはプールの奥にあります。こじんまりしていますが、一通りマシンはそろっているようです。ジムは24時間利用可能です。ロッカールーム(といえるほど広くはないですが…)の奥には2人くらい入れそうなサウナもあります。
スパではマッサージサービスを20ドルから受けられます。ホテルで受けるマッサージと考えれば割とお値打ち価格かと思います。
ただここらへんはホテルの客室数の割には設備が小さいなという印象で、やはりホテルでゆっくりする人はあまりいないのでしょうかね。
Naga Bar(ラウンジ)
ラウンジはありませんが、プラチナ以上特典およびクラブルーム?特典としてVIPイブニングカクテルをNaga Barでいただけます。毎日16:30-18:30の2時間です。ドリンクはオーダー式で、ビールやワイン、カクテルなど一通り揃っています。フードは少ししかありませんが、個人的にはカナッペが非常にツボで、結局5つくらい食べてしまいました。ぜひお試しください。
朝食
朝食の種類はあまり多くありませんが、エッグステーションもヌードルステーションもあるので必要十分はそろっています。特に特筆すべき点はありませんが、ジュースがギリギリまで並々入っており、持ち上げるのに苦労したことくらいでしょうか…。
まとめ
シェムリアップは繰り返し言いますが、本当にホテルが安いです。ですからわざわざ外資系チェーンに泊まらずとも、Agodaなどで探すと街の中心地近くの綺麗なプール付き4つ星ホテル(朝食付き)が5,000円で宿泊できたりします。そうするとやはり一泊10,000円近いとなると、なかなか人も来ないのでしょうか。
閑散期ではないと思うのですが、宿泊客は少ないように思えました。ただ日本人スタッフがいるらしく、またJTBなどとも提携しているので、日本人宿泊客は多かったです。朝食会場で周囲の客を見たとき、半分程度が日本人らしき宿泊客でした。
敷地も広く、立地も中心地から離れているといは言えアンコールワットには近いので、もっと客が入ってもおかしくないようには思えるのですが。細かいハード面やソフト面を改善していって、より良いホテルにしていってほしいと思います。