インドネシア各地のコーヒーを飲み比べてみた

インドネシア各地のコーヒーを飲み比べてみた

 

コーヒーは奥が深く、コーヒー通と名乗れるほどではありませんが、筆者もコーヒーが好きです。朝、出社して最初の一杯。昼、昼食後に一杯。夕方、退社もしくは筋トレ前に一杯。と一日3杯程度は飲みます。

元々は手間もあるのでインスタントコーヒーで済ましていましたが、インドネシアは世界第4位のコーヒー生産量と輸出量を誇るコーヒー強国。土地ごとに味わいも違うと聞いていたので、せっかくなので試してみようということになりました。

ひとまず近所のランチマーケットのコーヒーエリアに赴くと、JJ Royalが出している色々な土地のコーヒーがあったのでこれを飲み比べてみることにします。

 

 

アラビカ種とロブスタ種の違い

コーヒー豆は大きく分けて「アラビカ種」と「ロブスタ種」に分けられます。

世界のコーヒー豆生産の6割を占めるアラビカ種は、酸味が強く、風味豊かなのが特徴です。主に標高500m以上、とりわけ標高1000~2000mの熱帯高地での栽培に適しています。

ただし病害虫や気温の影響を受けやすく、栽培が難しいという反面もあります。店頭で販売しているコーヒー豆は、基本的にはこのアラビカ種です。

ロブスタ種はアラビカ種と比べ、病害虫に強く、より低い標高地帯(約300mから700m)で栽培できます。

また風味も異なり、ロブスタ種は苦味が強く渋みがあるため、一般的にはインスタントコーヒーや缶コーヒーとして使用され、市場に流通します。

 

各種コーヒーの説明

それぞれのコーヒーについて以下のような情報を盛り込んでいます。

  1. 種類(アラビカ種 or ロブスタ種)
  2. 容量・金額
  3. 筆者の一言感想
  4. 土地・地方の紹介

 

③については完全に筆者の個人的な感想です。一般的な各コーヒーの特徴とは異なるかもしれませんが、個人的意見として参考にしてください。というかこの部分が本記事で一番書きたいことです。

JJ Royalのコーヒーは豆・粉それぞれ売られています。筆者はミルを持っていないので、ドリップで済む粉をメインに買います。以下値段やグラムの表記は粉(缶入り)のものとなります。

1. Fragrance/Aroma(フレグランス/アロマ)
粉の香りと液体の香り。その強弱と質の評価。

2. Flavor(フレーバー)
液体を口に含んだ時に鼻と口にぬける風味の評価。

3. Aftertaste(アフターテイスト)
液体を口に含んだ後の余韻の評価。

4. Acidity(アシディティ)
酸味の強弱と質の評価。

5. Body(ボディ)
コーヒーを口に含んだ時の粘性(コク)の強弱と質の評価。

 

TORAJA(トラジャ)

品種 アラビカ種
容量・価格 200g / IDR 115,000
アロマ(香り) ミディアムな、キャラメルのよう
フレーバー 強いカラメル風味
アシディティ(酸味) 低い
ボディ(コク) フルバター
アフターテイスト(後味) 長持ち
筆者感想 コクが強く、濃厚な味わい。

 

トラジャとは、スラウェシ島中西部の山間地帯に住むマレー系の先住少数民族「トラジャ族」を指す言葉です。今日ではトラジャコーヒーのブランド名としても知られています。トラジャ族は「死ぬために生きる」という独特の死生観を持ち、壮大な葬儀を行うことでも有名です。

トラジャでのコーヒー生産は18世紀から行われ、「幻のコーヒー」と呼ばれたトラジャコーヒーはかつてオランダ王室御用達に指定されるほど高い評価を受けていました。オランダが去ると同時に衰退していきましたが、幻のコーヒー再興に乗り出したのが日本の「キーコーヒー」です。1970年から農場開発や道路整備などを進め、1978年に「トアルコトラジャ・コーヒー」を販売開始しました(トアルコ(TOARCO)とは、トラジャ・アラビカ・コーヒー(TORAJA ARABICA COFFEE)の頭文字から取った造語)。

現在ではトラジャ産のコーヒー豆は世界中から高い評価を受けていますが、今日まで日本はトラジャコーヒーを最も輸入している国として知られています。

 

FLORES(フローレス)

品種 アラビカ種
容量・価格 200g / IDR 96,000
アロマ(香り) ミディアムで、フローラルなシナモンのよう
フレーバー 強く、麦芽の風味
アシディティ(酸味) 高い
ボディ(コク) ミディアム
アフターテイスト(後味) 長持ち
筆者感想 コクと酸味のバランスが程よい。

 

フローレス島は、バリ島やロンボク島より東、スラウェシ島の南に位置する、ティモールに近い小スンダ列島を構成する島の一つです。東ヌサ・トゥンガラ州に属し、コモドドラゴンで有名なコモド島の近くにあります。

フローレスは、ポルトガル語で「」を意味します。フローレスコーヒーは、独特のフローラルとモルト(麦芽)な味わいが特徴です。また強い酸味も、このコーヒーの特性の一つです。

 

 

キンタマーニは、バリ島のバトゥール山に沿って火山の噴火口の西端に位置する有名なコーヒー栽培村です。

キンタマーニ高原と称されることもあります。キンタマーニ高原は元々様々な植物や果物が自生しており、現在でもコーヒーの木のすぐ横で果樹園があったりします。隣の果物から影響を受けたせいか、キンタマーニコーヒーは酸味やプルメリアの香りが特徴的です。

 

 

パプアコーヒーはもともと1900年代初頭にオランダ領インドから輸入され、品種は世界的に有名なジャマイカのブルーマウンテンコーヒーに由来しています。なのでパプアコーヒーは、ブルーマウンテンコーヒーと同じくらい滑らかなチョコレート風味を感じることが出来ます。

パプア地方では現在も部族間抗争などがあり、ジャヤ・ウィジャヤ山脈の奥地で栽培されていることからその供給は限定的で、そのため希少価値が高くなっています。

 

 

このコーヒーは、スマトラ島北部に位置する中部アチェの山岳地帯にあるガヨ高原から供給されています。 ガヨというのはこの地に住む民族の部族名でもあります。この地方でのコーヒー栽培は大規模農園ではなく、中小規模の農園が多く、有機栽培がおこなわれています。

アロマティックフローラルな香りにミディアムボディの口当たりが特徴的です。

 

 

砂糖入りのまろやかで、辛い、一口のコーヒーは、ジャワ東部のIjen高原のプレートです。 コーヒーは、インドネシアで最も歴史のあるコーヒーの歴史の中でも、18世紀にオランダ人によって主に栽培されています。

ジャバエステートはジャワのこの地域で発見された絵のように美しい、紺碧の影の山にちなんで命名されています。 その拡大と緑豊かなコーヒー農園に加えて、Ijenはまたインドネシア自身のブルーマウンテン火山から発生する象徴的な青い炎で知られています。

 

100% Pure Luwak

品種 ロブスタ種
容量・価格 100g / IDR 441,000
アロマ(香り) 強く、甘い
フレーバー マイルドで、デリケート
アシディティ(酸味) 低い
ボディ(コク) 軽くシルキーな口当たり
アフターテイスト(後味) 短く、なめらか
筆者感想 あっさりした味わい。物足りないかも。

 

インドネシアには世界で最も希少かつ最も高価なコーヒー豆があります。ルアックコーヒー、別名ジャコウネコのウンチ💩コーヒーです。

ジャコウネコ(インドネシア語名ルアックLuwak)はコーヒーの実が好みです。しかし味にうるさい彼らは美味しい実しか食べることはありません。そして彼らの体内で実は消化され、残った豆は糞として再び排出されます。これがルアックコーヒー豆の正体です。

ジャコウネコによて厳選された豆は、洗浄・焙煎されるため不純物のないパーフェクトかつ高級な豆として市場に流通します。インドネシアでも高価ですが、日本で飲むと1杯5,000円は取られるかもしれません。

これだけ高価で希少なら味もさぞかし感動もの…、と思いきや個人的意見としてはあっさりし過ぎてコーヒーらしさにいまいち欠けるかなぁといった印象です。

 

まとめ

個人的にはフローレストラジャが味わい深く風味もあるので好きです。価格も高くないので日常的に飲むことに向いています。

ルアックは価格のわりに薄いので、日常で飲む分にはあまり向きません。お土産や特別な時に提供するような形の使い方が向いています。