インドネシアをはじめ、マレーシア・タイ・シンガポール・ミャンマー・ベトナムとASEANの国を訪れてきましたが、ブルネイ・ラオス・フィリピンそしてカンボジアは未踏の地でした。ASEAN制覇を目指し、今回はカンボジア(シエムリアップとプノンペン)トリップです。
カンボジアは旧フランス植民地であったせいか、ソフィテルを始め仏系のアコーホテルズは結構な数のホテルがあります。
一方マリオット系列はシェムリアップにル・メリディアンがあったのみで、そのあとに2018年にシェムリアップでコートヤードが、そして2019年に首都プノンペンでマリオット系列としては初めてコートヤード・プノンペンが開業しました。
プノンペンでの目当てはこのホテルとカジノと言って良いでしょう(笑)
コンテンツ
どんなホテル??
2019年1月にオープンしたばかりの真新しいホテルになります。コンパクトにまとめられたスタイリッシュな近代的なホテルといった印象を受けました。
マリオットカテゴリー2で、12,500ポイントでポイント予約できます。またオープンしたてのこともあり、2月現在でオープンプロモの宿泊キャンペーン(レストランバウチャー付きプランなど)をやっています。
中心地に近くアクセスのよいホテルになります。カジノのあるナーガワールドや、王宮やトゥールスレン大虐殺博物館、リバーサイドなどにもそう遠くはない立地にあります。いずれもトゥクトゥクで10分圏内です。
20階にあるルーフトッププールが特徴的です。プノンペンでは、ジャカルタのようにまだ高い建物が多くないので20階の高さでも見晴らしがすごく良いです。
ルームタイプ
部屋タイプ | 広さ | 参考料金 |
デラックス(1ベッド) | 25 ㎡ | USD 95 |
デラックス(2ベッド) | 28 ㎡ | USD 95 |
エグゼクティブデラックス(2ベッド) | 28 ㎡ | USD 114 |
エグゼクティブデラックス(1ベッド) | 38 ㎡ | USD 114 |
プレミアムコーナー | 43 ㎡ | USD 133 |
コートヤードスイート | 50 ㎡ | USD 151 |
通常ルームはデラックスの1タイプです。それぞれ1キングベッドか2クイーンベッドかを選べます。全室禁煙ルーム仕様となっています。エグゼクティブデラックスからはラウンジアクセスが付きます。全186室となっており、プレミアムコーナー以上はバスタブ付きとなっています。
今回はポイント宿泊(12,500ポイント)なので、デラックスでの予約となります。最上級のコートヤードスイートでも50㎡で、価格も151ドル(税サ抜)のため、かなりコンパクトにまとめられたビジネスホテルといったイメージです。
プレミアムコーナーへアップグレード!
さすがにスイートは無理でしたが、無事にプレミアムコーナーの部屋をいただきました。
コーナーだけに窓が二面にあり、部屋への最高は抜群です。ただ今回は8階の部屋だったので、カーテンを開けていると近隣の建物から丸見えなのは気になります…。ロールカーテンとの二層式なので、そちらで隠すようにしましょう。
個人的にソファがお気に入りです。固さやテーブルに対する高さもちょうど良く、3人くらい寝れるスペースもあるので居心地がとても良かったです。ただエアコンが直撃する場所なので、空調の調整が難しいところです。
あとは微妙なポジションに据えられた柱が気になるところです。テレビの後ろ、柱の裏にはなにもありません。完全なデッドスペースでした。
USBポートは両方のベッドサイドに2つずつ、それからル・メリディアン・アンコールと同じ目覚ましオーディオがあり、ここにも2つのUSBポートがあります。
無駄に広い部屋よりも、これくらいのサイズの部屋のほうが個人的には過ごしやすかったりしました。
バスルームが意外と広めにとられており、シャワーとバスタブが併設されているあたり日本のような感じを受けます。バスタブも見晴らしが良いので快適です。新しいホテルだけあってお湯の出も非常に良いです。
20階のファシリティ
最上階の20階にはエグゼクティブラウンジやルーフトッププールなど各種設備が整っています。
エグゼクティブラウンジ
20階にあるラウンジに入るにはルームキーが必要です。わりとコンパクトな広さで、一人席も含めて入れるのは15組程度でしょうか。
Wi-Fiのスピードはラウンジが一番速いように感じました。部屋でもダウンロードは問題ないのですが、アップロードがかなり遅く、Twitterに写真を投稿するのもままならない状態だったので、ラウンジで作業する人も多いのだと思います。
隣と仕切られた一人席もあります。
18時から20時までがイブニングカクテルの時間になります。ホットミールの数は多くはありませんが、羊の串焼き(サテーのようなもの)が個人的にツボでした。
エグゼクティブルームの設定価格が安いせいか、結構人が入っており、自分が18時半ごろ訪れた際はほとんど満席の状態でした。
朝食を摂ることもできます。種類は後述するレストランのほうが多いですが、朝の時間帯はラウンジが全く混んでいないので、こちらで軽く食べるのもアリでしょう。
ルーフトッププール
プールに入っている人はあまり見かけませんでしたが、ルーフトップバーは風も気持ちよく見晴らしも非常に良いです。夜は少し肌寒いかもしれませんが。
屋内スペースも用意されており、人をダメにするソファらしきものが置いてあります。別途1階にもバーラウンジがありました。
ジム
レストラン「Mecon」での朝食
プラチナメンバー以上でも、朝食無料は付帯しません。現時点ではウェルカムギフトは500ポイントのみとなっており選択の余地がありませんでした。朝食代は一人あたり15ドル(税抜)になりますが、プラチナメンバー以上は20%の割引を受けられるので、実質は12ドル(税抜)となります。
ヌードルバーやエッグステーションなど、ラウンジよりは遥かに品ぞろえも豊富なのですが、これといって目玉になるようなフードがありません。ただミックスジュースは美味しかったです。
まとめ
カンボジアのコートヤードはプノンペン・シェリムアップ双方ともプラチナメンバー以上でも朝食無料の恩恵を受けることが出来ません。その点だけは残念なので、今後改善されることを期待します。
プノンペンは新しいだけあって綺麗で快適に過ごせますが、Wi-Fiの状態などこれから改善すべき点もあります。ラウンジのキャパシティも個人的には気になるところです。
近隣のホテルの相場と比べると高めな印象は否めませんが、それでも世界のマリオットブランドと比較すると相対的にはコスパの良いホテルだと思います。隣には「禄(Roku)」という日本食レストランもありますので、食事に苦労することはないでしょう。