【日本100名城】現存十二天守の一つ・宇和島城を訪問し、名物『鯛めし』を食した話。

 

以前、広島に在住していた時に大分と愛媛の100名城を巡った際の記事です。

大分では岡城と府内城、そして愛媛では大洲城と現存十二天守の一つで今回の肝でもある宇和島城を訪れました。大分から国道九四フェリーで佐田岬に入り、一旦宇和島まで南下し、そこから北上していくルートです。

 

 

宇和島城

宇和島城はもとはかの藤堂高虎によって1601年に建造されましたが、今まで現存天守として残っているものは1671年に改修されたものです。かつての堀は海に面していたり、海水を引き込んでいたりしていましたが、現在は埋め立てられています。

明治以降は城山公園として整備され、市民の憩いの場となっています。

宇和島城の天守閣は、宇和島市内にある小高い山の上に建てられた平山城で、三層三階建ての天守を持ちます。国の重要文化財に指定されている天守ですが、天守閣自体はかなりこじんまりとしています。

バイクで訪問した場合明確な駐輪場はありませんが、国道56号線から少し入った「藩老桑折氏武家長屋門」という辺りにバイクを停めている場合があるので、短い時間ならここに停めておいても大丈夫かもしれませんが、自己責任でお願いします。

 

 

藩老桑折氏武家長屋門からは、目の前にある階段で山頂まで登っていくことが出来ます。道のりはそこまで険しくはなく、10分程度も登れば到着します。

山頂には天守閣以外の建物は特にありません。天守閣への入場料は200円で、100名城スタンプもこちらにあります。

 

 

山頂から東の方角には宇和島湾を臨むことが出来ます。訪れた日は天気も良く、山頂では観光客よりも地元住民らしき人のほうが多く目につきました。

 

 

宇和島鯛めし「かどや」

ちょうど宇和島を訪れた時が昼飯時だったので、飯屋を探していました。

前日、ちょうど2ちゃんのまとめサイトを見ていたところ「愛媛の良いところを教えてくれ」的な記事がありました。そのなかで「宇和島の鯛めし」を勧めている人がおり、ご丁寧に「『かどや』という店が良い」とまで書かれていました。

宇和島のかどやは駅前本店弁天町店の二つがありますが、筆者は駅前本店を訪れました。店舗の裏手に駐車場があるので、バイクもこちらに停めることが出来ます。休日の昼飯時とあってそれなりに混んでいましたが、待つほどでもありませんでした。

一般的な鯛を出汁などと一緒に炊いたご飯とは違い、宇和島の鯛めしはいわば「究極に贅沢な卵かけご飯、鯛の刺身付き」といったものです。鯛の刺身を溶かした生卵としょうゆやごま油などで味付けしたものに付け、熱々の白ご飯と一緒に食すものです。

筆者が注文したのも「宇和島鯛めし(税込み1,840円)」でした。

 

 

写真で見ると鯛の刺身が少ないようにも思えますが、実際にはそこそこの量があります。そして何より鯛の刺身と生卵が白ご飯と相性が抜群なので、ご飯が進んで止まりません。ようはご飯で腹を満たすことが出来るんです!

究極の卵かけご飯と謳ったものの、やはり主役は鯛の刺身。実は愛媛県は鯛の養殖が盛んで、鯛の生産量が日本一ともいわれています。日本一の鯛を利用した宇和島の郷土料理。是非100名城巡りとともに訪れてみてはいかがでしょうか。

かどや 駅前本店(食べログサイト)

https://tabelog.com/ehime/A3804/A380401/38000340/