前回に引き続き、高知ツーリングのレポートです。
この日は昼前に高知を出発し、四国カルストを目指します。そこから松山まで下りて行き、フェリーで広島まで帰るルートです。
コンテンツ
高知市内~四国カルスト
高知市内から四国カルストへ向かう経路は、高速併用ルートを取りました。
高知ICから須崎東ICまで行きます。そこから5分ほど国道56号線を走り、右折して国道197号線に入ります。この国道197号線はかなり走りやすい道ですが、周りの車両も飛ばすため、道中前に遅い車がいると流れが悪くなります。
30kmほど走ると、右折して国道439号線に入ります。この道は通称「ヨサク(439)」と呼ばれ、徳島から四万十まで続く、四国で2番目に長い国道です。道中離合が出来ないような狭路があることから日本三大酷道とも呼ばれますが、バイク乗りにはあまり関係ありません。
むしろ後述するヘアピンカーブが続く道(地芳峠~国道440号)の方が嫌です。酷道といいつつ、197号線の分岐点から四国カルストへ抜けるための県道48号線もしくは県道304号線までの道は、2車線の快走路になっています。
途中、四国カルストへ向かうには439号線を左折します。今回は県道304号線を選びました。途中で、四国カルスト公園線という大規模林道に出ます。
ここをさらに上っていくと、最初の目的地「天狗荘」に到着します。高知市内からここまで、約2時間です。
天空の絶景・四国カルストロード
この辺りは、日光が良く当たるため思ったより寒くはありませんでした。
この日は雲一つない青空で、多くのライダーやドライバーが訪れていました。バイクも道中かなりの台数をみたと思います。
ピースサインの返信率は50%くらいだったでしょうか。四国は会釈で返してくる人が多い印象でした。相変わらずハーレーの集団なんかは全く返信してくれません。逆に同じようなツアラー、特にZX-14Rに乗ってるようなライダーは積極的にピースをくれました。やはり同族意識のようなものはありますね。
愛媛と高知の県境「天狗荘」
天狗荘がある場所は、愛媛県と高知県の県境でもあります。
この天狗荘から、地芳峠までの県道384号線は、まさに四国カルストの一番の見どころルートです。標高1400m以上の山の頂上に位置しているため、周囲は全て見下ろす光景になります。
見どころは地芳峠から県道384号線
天狗荘から、地芳峠までの県道384号線は、まさに四国カルストの一番の見どころルートです。標高1400m以上の山の頂上に位置しているため、周囲は全て見下ろす光景になります。
カルスト台地は、山口の秋吉台ほど広大ではありませんが、この山だけがまるで周囲から隔絶された感じです。曇りの日ならば、雲海が浮かび、雲の中を走っているようになるのでしょう。
ちなみに今回は、
- 青(ネイビー)の車体
- 赤のヘルメット(先代のNinja-250Rに合わせた色のもの)
- 緑色のカワサキロゴが入ったライダースジャケット
と、かなりバラバラな色味になってしまいました。恥ずかしい。
四国カルスト~松山市内
さて、今回のツーリングでもっともしんどかった道がここです。
高知と松山を結ぶ幹線道路である国道33号線を目指すため、四国カルストを下山します。地芳峠から国道440号線に出るには、標識に従って右へ行くか、標識に反して梼原方面へ旧国道を通らなければなりません。
Yahoo!カーナビは左の道を示していたので、その通りに行きました。しかしこの選択が大失敗。この道、約6km程度の道のりですが、ヘアピンが半端ないです。
国道440号線は標識通りの方向へ!
交通量が少ないので対向車はいませんでした。ですが急な下り坂のため、終盤フットブレーキがきかなくなりました…。下り坂なので体を支える必要もあり、下りきったころにはクタクタです。Google Mapで調べてみたら、標識通り行った方が楽で早そうでした…。
一旦国道440号線まで出てしまえば、あとは再び快走路が続きます。途中、三坂道路というバイパスに入りますが、ここは結構冷えるので暖かい装備が必要です。薄着の筆者は ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル でした。
四国カルストツーリングまとめ
天気が良かったことが何よりで、四国カルストを通る道のりは気持ちよかったです。背景がすごく絵になるので、バイクなどの車両と共に写真を撮ると、とても「映えます」。
ただ実際、この道を通って高知から松山へ向かう場合(逆もしかり)、半日は見ておいたほうが良いでしょう。高知市内を11時過ぎに出発し、帰りも18:05の松山観光港発のフェリーに何とか間に合うくらいでした。