バリ島トランベンで沈船ダイビング!魚群にウミガメと初心者でも大満足。

せっかく海洋大国インドネシアに住んでいるならマリンスポーツを楽しまなければ人生損してる!

そんな思いから、昨年末バリ島のアメッドでダイビングのライセンスを取得しました。

それからどこかに潜りに行こうと画策しつつも、中々行けない日々が続いていました。そんな中、日本にいる友人がゴールデンウイークだからバリに一緒に行こうということで、再びバリを訪れることになりました。

これは好機と、友人を体験ダイビングに誘い、再びバリ島最東端のアメッドとトランベンを訪れることにしました。

バリ南部から車で2時間半。アメッドには昔ながらの日本のような田園風景が続いています。ただしヤシの木が生えているあたり、南国感を醸し出していますね。

トランベンはアグン山から12kmの距離にあります。昨年11月末にングラライ空港閉鎖となった時の噴火の際は、トランベンはダイビング禁止になりました。現在では警戒ランクが3に下がったため、問題なく潜ることが出来ます。

写真は普通の雲なのですが、位置的に最初は噴煙かと思いました。

雲一つない素晴らしい天気です。トランベンのビーチは砂浜ではなく石浜なので、歩きにくいです。ダイビングの装備をつけ、タンクを背負うと歩くのに苦労します。

バリの中でも人気のスポットとだけあって欧米人が多いです。バリは元々オーストラリアをはじめ、白人が多く訪れる島でもあります。トランベンやアメッドはバックパッカーなど、長期滞在する人が特に多いです。

水温が下がる乾季でも、トランベンは水温28~30度と安定しており、また流れも激しくないので初心者でも安心して楽しむことが出来ます。

いざダイビング!トランベンが有名となったのは沈船ダイビングが出来、かつマクロフィッシュの宝庫とも呼ばれるからです。

第二次大戦中、アメリカの貨物船リバティー号が航海中に日本軍の攻撃に遭い、トランベンの浜辺に座礁しました。その後、アグン山の噴火によりリバティー号はトランベンの海に沈んでしまいます。半世紀が経ちリバティー号は朽ちて原型はあまりないですが、その周辺は現在では多くの魚が棲家にしていて、マクロ系の魚のいるポイントになっています。

リバティー号は全長が100m以上にもなり、一見するとそれが船だとは分かりません。しかしバルブがあったりと、ところどころ名残を見ることが出来ます。

この日はダイバーが多く、透明度は10~15mとあまり透き通ってはいませんでしたが、近寄って魚を見るには十分です。

アジの群れに遭遇することも出来ました。辺り一面魚の群れの中を泳ぐのは圧巻です。不思議なことに魚群にダイバーが突っ込んでいっても、群れは乱れないんですね。

魚群に圧倒されたまましばらく進んでいると、インストラクターの方が鐘を鳴らして呼び掛けてきます。指さす方向を見ると、なんとウミガメが!

アメッドや隣のギリ島では良くウミガメを見ることが出来るそうですが、ここトランベンは割と珍しいそうです。ダイバーたちの注目を浴びながら海面へと泳ぎ去っていきました。

ダイビングの合間には昼食です。ダイビングサイトの駐車場には真水のシャワーもあれば、食事を摂ることもできます。メニューはどこもあまり変わりません。昼食はナシチャンプルです。ダイビングで体を動かした後は、濃い味付けのインドネシア料理がとても美味しく感じられます。

今回のトランベンダイビングは、前回に引き続きビンタンダイバーズさんにお世話になりました。

友人は体験ダイビング(Rp 1,600,000)、筆者はファンダイビング(Rp 1,300,000)で、2本潜ることが出来ます。バリ南部からの送迎と昼食が付いてこの値段なので、結構お得なのではないかと思います。

スケジュールとしては朝7時半に迎えが来て、10時頃アメッドにあるダイビングショップに到着します。ここで手続きをして、トランベンへ移動しまずは1本。昼食を挟んでもう1本潜り、再びショップへ戻ります。今回は夕方4時頃にショップを出発し、帰りは南部市街地に入ったところで少し渋滞に当たりましたが、3時間少々でクタのホテルまで戻ることが出来ました。

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ビンタンダイバーズ
住所:Jl. Ketut Natih, Amed, Abang, Karangasem, Bali – INDONESIA
http://www.bintangdivers.com/
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