【日本100名城】有名になりすぎて入場規制がかかる前の『天空の城』竹田城を訪れた時の話。

 

100名城巡りツーリング、3日目8か所目は兵庫県にある『天空の城』と名高い竹田城です。

9月から11月頃、気象条件が整うと「雲海」が発生し、城跡がまるで天空に浮かぶ城に見えることから名づけられました。実は竹田城は学生時代に一度訪れており、この時に運よく雲海も観察することが出来ました。

ですので、今回は100名城スタンプを押印するために立ち寄っただけです。ですが、せっかくなので当時と今の状況も踏まえながらレポートします。

 

概要

竹田城跡は、2012年までは時間帯や時期を問わずに自由な立ち入りが許可されていました。筆者が学生時代に訪れたのも2012年の秋です。しかしこの頃を境として、観光客が急激に増加します。

史跡にも指定されている竹田城の管理、保護、安全性の確保の観点から、2013年から入場料の徴取が始まります。2017年現在の入場料は大人500円です。

2014年からは安全面から冬季(1月4日~2月末)の入山が禁止されます。さらに2015年には天守台周辺が整備・修繕のため立ち入り禁止となりました。現在は全面公開されています。

 

スタンプの場所

そんな竹田城ですが、今回訪れたのは完全にスタンプ目的です。

スタンプは新しく出来た2か所の料金所にあります。しかしスタンプだけのために山登りをするのも面倒です。

そこで調べてみると他に2か所、竹田駅の駅舎内にある「わだやま観光案内所(9時~17時)」と近所の情報館「天空の城(9時~17時)」にありました。

 

 

年末年始は空いておらず、情報館は冬場(12月~3月)は16時までなので注意してください。情報館がある「EN」という場所は、他にも土産物屋やホテルなどがあり、近所に無料の駐車場もあります。

 

天空の城の様子

この日はスタンプ目的とは言え、記事としてはそれだけで終わらせるわけにはいきません。ですので学生時代に訪れた2012年の時に撮影した写真を使いながらレビューしていきます。

まず、竹田城の雲海を眺めるスポットは大きく分けて二か所あります。

 

まず竹田城に登頂して見学すること。

そしてもう一か所、竹田城から高速や国道を挟んで東側にある立雲峡から眺めることです。よくある城郭が雲の上に浮かんでいるような写真は、この立雲峡から撮られたものになります。

 

筆者は11月上旬に訪れました。

前日はあいにくの雨で、気温も下がりましたが、夜明け前には止んでいました。宿泊先から外に出ると、そらには薄い雲が広がっています。運よく、雲海には絶好の条件でした。

写真は立雲峡にある駐車場から撮影したものになります。同じようにカメラを構えた観光客が所狭しとたくさんいました。この写真はすでに日が昇ってある程度時間が経った7時~8時ころに撮影しました。

筆者はまず竹田城に登頂してから、立雲峡に向かったためそのような時間になりましたが、時間がたってもまだ雲海が残っていたのは非常にラッキーでした。この写真を撮影して、15分後には風が強くなり、雲が払われ晴れた空があらわれました。

朝、日が昇る前に撮影した竹田城からの写真はこちらになります。すぐそこまで雲が迫っていますが、丁度城郭の高さの辺りに雲はなく、かなり幻想的な光景でした。

 

 

道の駅で鹿肉定食

竹田城を出発して、ちょうど昼食の時間でした。簡単かつその土地っぽいものを探し、国道312号沿いの道の駅あさごに入りました。

建物自体はやや古い感じを受けます。レストランに入ると、ありました。「鹿肉定食」(確か1100円くらいでした)。

 

 

肉の味はあっさりで、食感はやや硬めです。どちらかというとタレの味が結構効いていました。思ったより量が多く、ここで十分食べてしまったので、次の目的地である津山の名物のホルモンうどんが食べられませんでした…。

ちなみに道の駅あさごというと、もう一軒播但自動車道の朝来SAにもあります。こちらの方が建物が綺麗な上、鹿肉丼や鹿肉カレーもあります。一般道からもアクセスが可能なので、こちらに行けばよかったかなとも思いました。