広島桜ツーリング、第三弾は呉市の『音戸の瀬戸公園』です。
呉から倉橋島に渡る音戸大橋の手前にある公園です。今回はその中でも最も高台に位置する「高烏台(たかがらすだい)展望台」を訪れました。桜の量は多くありませんが、野良猫と戯れたり、瀬戸内海に沈む夕日や軍艦などをバックに桜を撮影することが出来ます。
アクセス
広島市内からは高速を使うと45分程度、国道31号線を通ると1時間少しかかります。国道31号線は慢性的に渋滞がひどく、とくに夕方の時間帯は平日・休日問わず混雑することが多いです。呉市に入って、国道487号線に入ります。今回は東から来たので、国道185号線から入りました。
海上自衛隊の呉地方総監部やJMU(ジャパンマリンユナイテッド)の造船所を過ぎたあと、警固屋音戸バイパスの横を通ります。
バイパスに乗らないように気を付けてください。
その後は、Google MapやYahoo!カーナビだとたまにずれた道を表示するので、とりあえず広い道を山頂へ上って行ってください。筆者はYahoo!カーナビ通りに向かっていたら、車も通れないような細い路地に誘導されました。
山頂付近にある公園には無料の駐車場があります。
桜
桜の本数はそこまで多くありません。山頂にある音戸の瀬戸公園の周辺だけなら100~150本程度ではないでしょうか。しかし、ちょうど瀬戸内海や音戸大橋、それに沈みゆく夕陽を背景に眺めることが出来ます。
ねこ
ここの駐車場には野良猫が何匹か居着いています。
筆者が確認しただけでも5匹ほどいましたが、人が触っても逃げないように、結構人に慣れています。特にこの茶白のネコは毛並みも綺麗でイケメンでした!(オスな理由は後述)
きりっとした目つきと綺麗な毛並みが絵になります。
遠くをみる横顔もさまになりますねぇ。
近くによってみると、毛並みの良さが一層際立ちます。
そして、次の瞬間!
あら~♡
なんと愛らしい絡み合い。
右のは三毛猫でしょうか。
嫉妬しているような顔つきです。
ちなみに多分覆いかぶさってるだけだと思います。
賢者タイム…?
戦時中の遺構
高烏台展望台は、もともと砲台として明治時代に整備されました。上記の建物はその際兵舎として建てられたものです。終戦後にそのまま放置され荒廃してしまいましたが、今なお明治時代に築かれた石造建築として残っています。
この他、高烏台展望台から少し下ったあたりに、平清盛が訪れたことを記念して個人で作られた光田庭園というものがあります。味のある建造物が立ち並んでいるので、時間があればこちらも見学してみるよ良いでしょう。
温泉
音戸の瀬戸公園に上がっていく途中に綺麗な建物が見えます。
最初は何かの美術館かと思い気に留めなかったのですが、帰り際見ると車が多く停まっており、なんだろうと立ち寄ってみました。建物には「Spa」の文字があり、調べてみると「音戸うずしお温泉 汐音」という日帰り入浴施設でした。
(http://www.shion-spa.jp/onsen.htmlより転載)
この時は時間がなかったので入りませんでしたが、眺めの良い露天風呂があるようなので、機会があれば行ってみます。ただ少し値段が高い(平日:700円、土日祝:800円)のと、閉館時間が早い(最終受付:21時、閉館:22時)が気になりました。
まとめ
2012年に放映された大河ドラマ「平清盛」。
その波に乗って、音戸の瀬戸ドラマ館などが開館したり、当時は賑わっていました。現在ドラマ館は閉鎖されてしまいましたが、音戸の瀬戸公園は桜だけでなく、平清盛時代の伝説や第二次大戦中の遺構、個人の庭園、そして愛くるしい野良猫と戯れることが出来ます。
帰り際には温泉に入ることも出来るので、ぜひ訪れる際は多めに時間を取るといいでしょう。