クリスマス。
オープンしたてのセントレジス・ジャカルタが有償もポイントも安めだったので泊まってみました。
Setiabudiエリアのチリウン川(Cillwung River)沿いの一帯にオープンしたセントレジス・ジャカルタは、ホテル棟のほかにオフィス棟とレジデンスがあります。入口が複数あるので最初は分かりにくいですが、ホテルへの入り口は西側になります。
ホテルに着くと煌びやかで重厚な玄関に迎えられ、
まるでバリにいるかのような南国チックで涼しげなセキュリティチェックを経て、
常夏にクリスマスツリーというアヴァンギャルドな組み合わせに、よく分からないプロジェクションマッピングの玄関を通り抜け、
高級感漂うロビーに到着です。
右奥がチェックインカウンターなのですが、カウンターでチェックインするのではなく、それぞれロビーラウンジの席に座りながらチェックインをしてくれます。
プラチナメンバーに対する朝食無料は無償提供ではなく、チェックインベネフィットでの提供となります。
コンテンツ
ジュニアスイート
2022年12月時点で公開されている部屋タイプは最安のデラックス、グランドデラックス、ジュニアスイート(Caroline Astor Suite)の3タイプになります。
最安のデラックスで予約した上でプラチナの力で無料アップグレードを期待しましたが、事前にホテルからメールがあり「プラチナエリートとしてアップグレードできるのはグランドデラックスまで(1段階アップ)になります。スイートを希望の場合はSNAを利用してください。」とご丁寧に連絡がありました。
これまでイスタンブール、大阪、バリのセントレジスに泊まりましたが、やはりセントレジスはどこのホテルもプラチナ如きでは中々優遇してくれないようです。
年末の期限を前にSNAも余っていたので使用し、無事承認されました。
室内は玄関やロビーとは打って変わり、白を基調としながら木目調の床やシックな色合いの家具が落ち着いた大人な空間を演出しています。
ただ新しい部屋のせいか、木目調の床はとても滑りやすかったです。
玄関、リビングを抜けるとベッドルームがあります。
ベッドルームの奥にクローゼット・ドレッサーがあり、その奥がバスルームとなります。
正直玄関からリビング、ベッドルーム、バスルームと一直線に並んでいるので動線はあまりよくありません。特に部屋に帰ってきてトイレに行きたい場合でも、トイレが一番奥にあるので漏れそうな時は相当危険です。
バスルームも白を基調とした大理石。高級感はあるもののいやらしさは感じさせない絶妙なつくりになっています。ただ洗面台のシンクは一口でした。
そしてこのホテルの特徴の一つといっていいのが、ベランダがあります。ベランダとはいえ二重窓になっているので外の音は室内までは響きませんし、外側の窓が少ししか開かないのでベランダもあまりベランダ感がありません。風が入らず雨期であることも相まって少しじめっとした空間でした。
ウェルカムギフトはチョコレートとクリスマスカップケーキ。ちなみにこれらは全てロビー階のデリ(Rosé Gourmand Deli)で購入できます。そこそこ良い値段してました。
添えられているマネージャーからの手紙はだいぶ癖があり、解読するのに一苦労でした。
Bel Étage(クリスマスディナー)
ディナーはせっかくだしホテルで、ということで『Bel Étage』にしました。ここは朝食レストランも兼ねています。クリスマスディナーということで、この日のメニューは特別企画IDR 1.8Juta(約15,000円)のクリスマスディナー(ビュッフェスタイル)のみでした。
生ガキ、大アサリ、ロブスターといったゴージャスなものをはじめとする魚介類に、
北京ダック、
ロブスター焼き、
このほかにもステーキやご飯ものなど豪華な食材が盛りだくさん。
デザートにはブッシュドノエルやマカロン、ケーキ、アイスクリーム、クッキーなどこちらも種類も彩も見事なもので、価格相当の価値は十分にあるなと思いました。
普段のディナーがどのようなメニューで提供されるかは分かりませんが、クリスマスディナーはとにかく豪勢でした。
Bel Étage(朝食)
朝食はディナーと同じく『Bel Étage』のビュッフェです。セミビュッフェスタイルで、バリのセントレジスにもあったロブスターオムレツやエッグベネディクト、朝ステーキなどを注文することができます
ビュッフェで取る料理も様々で、チキン・ポーク・ビーフ三種のソーセージや、豊富な果物、インドネシア料理やインド料理、コールドプレスジュースなど朝から腹いっぱいになります。
Rosé Gourmand Deli
セントレジス・ジャカルタにはほかにもレストランがあり、こちらのデリ『Rosé Gourmand Deli』ではグラム当たりの食材を選んで購入しその場で食べることもできれば、部屋に持ち帰って食べることもできます。
手前のエリアにはスイーツやワインが置いてありますが、奥のエリアにはブレッド、総菜、そして生ハムやチーズなどもあります。
The Drawing Room(アフターヌンティー)
またセントレジス・ジャカルタの名物の一つがこちらのアフターヌンティー。
この写真のもので1人前(値段はうろ覚えですが、550rb/人くらいだったはずです)で結構ボリューミーです。2人前を頼むと3段になるようです。2人で行って、1人前を頼んで2人で分けるといったことも可能です(ただしその場合飲み放題は1人分のみです)。
ロビーラウンジで味わえるほか、部屋で楽しむこともできます。ロビーラウンジは空調が利きすぎて寒かったり、ライブバンドがうるさかったりする場合もあるので(どちらかと言えば夜ですが)、宿泊しているなら部屋でゆっくり楽しむのもアリです。
まとめ
まだオープンしたてとあって、オペレーションが上手く回っていないような印象でした。
チェックイン時に「18時からロビーラウンジでシャンパンサービスがありますよ」と言われ18時05分くらいに行ってみれば「もう終わりました」と言われ、よくよく聞くと「18時にその場にいた人に配って終了です」とのことでした。
さすがにそれならそうと事前にちゃんと説明してほしかったとクレームはいれましたが、このほかにも細かいところでまた部門同士の連携がうまくいってなかったりするのかなぁという印象です。
部屋や建物は新築なだけあって綺麗ですが、コンセントの位置やテレビにHDMIケーブルを接続するときなどユーザビリティがイマイチで、ジュニアスイートも前述したとおり部屋の動線に難があります。
クラブラウンジもないので中々これでジャカルタのマリオット系列フラッグシップホテルを名乗るのも厳しいものがあるかなというのが正直な印象で、泊まるならリッツカールトン・パシフィックプレイスかウェスティン・ジャカルタのほうが個人的にはいいかなと思います。
さらに上位のスイートルームが開放されたときにまた評価は変わるのかもしれませんが。