【凱旋門賞2019予想】ロンシャン競馬場を訪れるので、凱旋門賞デーGⅠレースを予想してみた。

 

2019年10月6日。

フランス・パリにあるパリロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞を観戦しに行きます。

当日は予想をしている余裕もないので、今回はあらかじめ各レース予想を立ててから臨みます。

出馬表や競走馬の詳細はフランスギャロ(France Galop)の公式サイトで確認することが出来ます。

 

 

パリロンシャン競馬場について

概要

ロンシャン競馬場はフランス・パリ近郊のブローニュの森の中に位置する競馬場で、欧州最高峰のレースである凱旋門賞が行われる場所として有名です。毎年10月の第1日曜日には、凱旋門賞が開催されるため世界中から競馬ファンが集まります。

パリでは実に200年以上前(1796年)から競馬が開催されていました。そして最初のブローニュの森に競馬場の設立を提案したのはかのナポレオン三世の異父弟であるモルニー公です。こけら落としは1857年4月27日の日曜日で、大観衆が見守る中皇帝大賞が行なわれました。

これまで数回スタンド改修を行っていますが、現在の競馬場は2年半の改修工事を経て2018年4月にオープンしました(改修期間中、凱旋門賞はシャンティイ競馬場で開催)。リニューアルと同時に「ロンシャン競馬場」から「パリロンシャン競馬場」へ改名されました。

 

アクセス

パリ市内の観光名所の一つ・エトワール凱旋門からわずか5kmの場所に位置します。ブローニュの森自体がかなり広く、その中でも南のほうに位置しています。ブローニュの森の森の中にはもう一つ、オートゥイユ競馬場があり、こちらは障害競走専門の競馬場です。

地下鉄ポルト・マイヨー駅(Porte Maillot)から244番のバスに乗るルート(片道2€)が一般的です。

凱旋門賞ウィークエンドの際は無料のシャトルバスが運行されます。ポルト・マイヨー駅の無料シャトルバスは同じく244番のバス停からです。凱旋門賞デーは日本人も多く訪れることから、日本語での案内もあります。

一方で、車ですとパリ市内からタクシーで20~30分となりますが、凱旋門賞デーは周辺の渋滞および交通規制がひどいので行き帰りともに公共交通機関を利用することをお勧めします。

 

コース概要

 

コースは右回りの芝コースで、3つの周回コースがあります。

  • 大コース(2750m)
  • 中コース(2500m)
  • 小コース(2150m)

その他にも、向正面のコーナー付近から延びている引き込み線の新コース(1400m)、そして直線コース(1000m)があります。

最終直線距離は東京競馬場とほぼ同じの533mとなっており、非常に長い直線が特徴の一つです。

2400mのレースの中では日本の2倍ともなる10m近い高低差や最後の直線前にあるフォルスストレート(偽りの直線)など難所が多く存在しており、遠征の難しさも相まってこれまで日本馬による勝利はありません。

 

凱旋門賞とは?

凱旋門賞はどんなレース?

 

凱旋門賞(がいせんもんしょう、フランス語: Prix de l’Arc de Triomphe)は、フランスのパリロンシャン競馬場で毎年10月の第1日曜日に開催される競馬のGⅠレースです。

距離は芝2400mで、出走条件は3歳以上牡馬・牝馬となります。賞金総額は400万ユーロでヨーロッパで最大、世界的にもトップクラスのレースとなります。3歳馬に箔をつけるためのレースともいわれ、斤量的に3歳馬が非常に有利です。

最近はカタール航空がスポンサーになったこともあり、レース名が「Qatar Prix de l’Arc de Triomphe」になりました。

 

凱旋門賞ウィークエンドとは?

凱旋門賞開催を盛り上げるため凱旋門賞の前日に2つのGⅠ競走が、当日に凱旋門賞をメインに6つのGⅠ競走が施行されており、その週末の2日間は「凱旋門賞ウィークエンド」と呼ばれています。

 

フランス競馬における馬券の種類と買い方

Simple Gagnant 単勝。全レース対象。最低2€から。
Simple Placé 複勝。全レース対象。4~7頭のレースでは上位2頭が対象。最低2€から。
Couplé Gagnant 馬連。8頭以上の全レース対象。最低2€から。
Couplé Placé ワイド。全レース対象。最低2€から。
Couplé Ordre 馬単。8頭以上の全レース対象。4~7頭のレースでは上位2頭の内1頭を当てる。最低2€から。
Trio 3連複。8頭以上の全レース対象。最低2€から。
Trio Ordre 3連単。出走頭数が4~7頭のレース。最低2€から。
2 sur 4 拡大ワイド(上位4頭中2頭を順不同で当てる)。出走頭数が10頭以上のレースが対象。最低3€から。
Super 4 4連単。出走頭数が5~9頭のレースが対象。最低1€から。
Multi 4連複。出走頭数が14頭以上のレースが対象。4~7頭を選択し、上位4頭を当てる。いわゆる4連複ボックス。4頭(1通り)、5頭(5通り)、6頭(15通り)、7頭(35通り)。最低3€から。
Mini Multi 4連複。出走頭数が10~13頭のレースが対象。4~6頭を選択し、上位4頭を当てる。最低3€から。
Pick 5 5連複。1日2レースのみ。5頭を選択し、上位5頭を当てる。5連複1点買い。最低1€から。
Tiercé 3連単・複。1日1レースのみ、Quinté+(カンテプリュス)と同じレースが対象。3頭を選択し、上位3頭を着順通り(3連単)もしくは順不同(3連複)で当てる。ようは1つの馬券で3連単と3連複両方を賄える。最低2€から。
Quarté+ 4連単・複。1日1レースのみ、Quinté+(カンテプリュス)と同じレースが対象。4頭を選択し、上位4頭を着順通り(4連単)・上位4頭を順不同(4連複)・上位3頭を順不同(3連複)で当てる。1つの馬券で4連単・4連複・3連単を賄える。最低2€から。
Quinté+ 5連単・複。1日1レースのみ。5頭を選択し、上位5頭を着順通り(5連単)・上位5頭を順不同(5連複)・上位4頭を順不同(4連複)・上位3頭を順不同(3連複)で当てる。1つの馬券で5連単・5連複・4連複・3連単を賄える。最低2€から。

 

上記の通り、フランス競馬は馬券の種類が非常に多彩です。また、出走頭数によって買える馬券の種類が異なるのも特徴的です。

一方で、買い目が限られており、日本でお馴染みのフォーメーション・流しという買い方が出来ません。基本的には1点買いもしくはボックスとなります。

連単系(3連単・4連単・5連単)は1日1レースのみの発売となっています。凱旋門賞デーの場合は、当然凱旋門賞が対象でした。それも基本は1点買いなので、5連単の流し・フォーメーション・ボックスなどを買いたいとなると、(買い目の数=馬券の枚数)となり非常に面倒です。

馬券の購入は有人窓口、券売機、それからウェブ登録によるモバイル馬券もあります。このほか、スタンド中をあるく公式の売り子もいます。いずれもクレジットカードで購入することができ、日本のカードでも問題なく購入できました。海外ショッピング利用として計上されるので、クレカのポイントも付きます。

 

 

慣れるまでは予想を立てたり、馬券を買ったりするのが面倒かもしれませんが、一度慣れてしまえば問題ありません。筆者は基本的にスマホのメモ帳に買い目を入力したものを有人窓口で見せて購入しました。

 

レースプログラムと予想

番号 時間 レース名 レース名 条件 距離 賞金
1 14:15 PRIX MARCEL BOUSSAC マルセルブサック賞 GⅠ 2歳牝 1600 400,000
2 14:50 PRIX JEAN-LUC LAGARDERE ジャン・リュック・ラガルデール賞 GⅠ 2歳牡牝 1600 400,000
3 15:25 ARABIAN WORLD CUP アラビアンワールドカップ GⅠ 4歳上アラブ 2000 1,000,000
4 16:05 PRIX DE L’ARC DE TRIOMPHE 凱旋門賞 GⅠ 3歳上 2400 5,000,000
5 16:55 PRIX DE L’OPERA LONGINES オペラ賞 GⅠ 3歳上牝 2000 500,000
6 17:30 PRIX DE L’ABBAYE DE LONGCHAMP LONGINES アベイ・ド・ロンシャン賞 GⅠ 2歳上 1000 350,000
7 18:05 PRIX DE LA FORET フォレ賞 GⅠ 3歳上 1400 350,000
8 18:40 GRAND HANDICAP DES FLYERS PRéSENTE PAR RMC 3歳上 1400 70,000

 

1R:マルセルブサック賞

2歳牝馬限定のレースには、2頭の日本関係馬が出走します。

フランス・シャンティイで開業している日本人の清水裕夫調教師が管理する”FEE HISTORIQUE”。

社台ファーム生産のディープ産駒でキーファーズの松島正昭氏が馬主の”SAVARIN”、調教師は仏ファーブル師で武豊が騎乗します。SAVARINは2連勝中で、前走ロンシャンGⅢを勝利。レーティングも最上位タイの46.5なのでこの馬から買いましょう。

相手は、前走ドーヴィルGⅡ2着の”MARIETA”と前走ロンシャンGⅢ3着のアイルランド馬”FRIGHT LADY”、それから前々走カラGⅡ勝利のアイルランド馬”ALBIGNA”でいきます。

本線:SAVARIN→MARIETA、FRIGHT LADY、ALBIGNATrio(三連複)とSuper4(四連単)

結果:ALBIGNAが1着、MARIETAが2着、Flighty Ladyが3着に入るも、肝心のSAVARINが7着に沈む。相手3頭で決まってしまい、はがゆい思い。

 

2R:ジャン・リュック・ラガルデール賞

またしてもキーファーズ松島正昭氏が馬主の馬が出走、名前は”HELTER SKELTER“。前走でドーヴィルのリステッド競走を勝利し、出走馬中3番目となる47.0のレーティング。こちらも同じく武豊が騎乗。

相手は筆頭はGⅡ勝利に前走GⅠ2着のアイルランド馬”ARMORY”、続いて共に前走GⅢ勝ちのドイツ馬”ALSON”とフランス馬”ECRIVAIN”。

HELTER SKELTERの流しか、ARMORYとの2頭軸で。

本線:ARMORY→HELTER SKELTER、ALSON、ECRIVAINCouplé Ordre(馬単)、Trio Ordre(三連単)、Super4(四連単)

結果:ALSONが2着に入るも、肝心のARMORYが3着。さらにECRIVAINが4着、HELTER SKELTERが5着と、1着を当てられず2-5着をチョイスしてしまう。さらに7頭立てのレースなので、ARMORY-ALSONのCouplé Ordreが的中していた(7頭立ての場合、上位2頭のうち1頭選択でOK)が、馬券捨ててしまう痛恨のミス。

 

3R:アラビアンワールドカップ

アラブ系はさっぱり分からんのですが、とりあえず前年行われたアラビアンワールドカップの上位馬は優勝馬以外揃って出走。

去年3着で今年6戦5勝(うちGⅠ2勝)の”EBRAZ”を軸に据えます。出走馬中最高レーティングの58.0です。

相手は去年2着の”KHATAAB”と去年4着の”GAZWAN”、今年5月のロンシャンGⅠを勝った”TAYF”、GⅠ2連続2着の4歳馬”MELABI”でいきましょう。

本線:EBRAZ→KHATAAB、GAZWAN、TAYF、MELABICouplé Gagnant(馬連)と Trio(三連複)

結果:EBRAZが1着、KHATAABが2着で見事的中。TAYFが4着だったため、これが3着なら完全的中だったのだが。

 

4R:凱旋門賞

キセキ”KISEKIを応援するためだけに遥か10,000kmを超えてここまで来たのですから、キセキは当確。しかしレーティングは出走12頭中下から3番目の54.0。狙いは菊花賞勝ちのスタミナを活かした大逃げか。

レーティング最高は三連覇を目指すエネイブル”ENABLEの58.0。目下14戦13勝の世界的名牝。欧州オークス三冠、凱旋門賞2勝、KGVI&QES2勝、BCターフ勝利とウイニングポストの世界です。これには逆らえない。

相手筆頭は前走インターナショナルSで牡馬最強と謳われていたクリスタルオーシャンを破った3歳牡馬ジャパン”JAPAN。はっきりいって凱旋門賞は年齢性別による斤量差が大きいので、3歳もしくは牝馬でないと勝負にならないと思います。

あとは昨年凱旋門賞10着に敗れて以降は、9線5勝2着4回(うちGⅠ3勝)の4歳牝馬マジカル”MAGICAL、仏ダービー馬の3歳牡馬ソットサス”SOTTSASSが相手でしょうか。

武豊騎乗のソフトライト、前走フォワ賞でキセキに勝ったヴァルトガイスト、それから日本馬のフィエールマン・ブラストワンピースは切りで。

馬券は次の通り。

本線(現地):エネイブル→ジャパン、マジカル、ソットサスTiercé(三連単)とQuarté+(四連単)、Quinté+(五連単)

遊び(JRA):エネイブル1着固定のジャパン、マジカル、ソットサス相手に三連単流し。

結果:ヴァルトガイストが1着になり、馬券全外れ。と思いきや、Quinté+だけ最後の⑫マジカルを間違って②ヴァルトガイストで購入しており、Quinté+の四連複ボーナスが的中。

 

5R:オペラ賞

同条件の前哨戦ヴェルメイユ賞の1・2着馬は不在。15頭立てとそこそこの頭数が揃うが、実力拮抗のため予想が難しいレース。

吉田照哉氏が馬主の”COMMES”が出走、騎手は武豊。レーティング50.5は悪くはないが、6戦1勝2着4回3着1回とイマイチ勝ちきれない馬。それでも前々走はGⅠディアヌ賞で2着なので期待できるか。

ヴェルメイユ賞3着の”LIGNE D’OR”は4歳牝馬、今回は斤量が0.5kg減るため有利か。逆に4着馬”VILLA MARINA”と5着馬”FLEETING”は3歳牝馬で今回は1.0kgの斤量増、LIGNE D’ORより先着は難しそう。

他路線からは”WATCH ME”が52.5の最高レーティング。確かにアスコットGⅠを勝っているが、これまで1400-1600しか走っておらず、今回は2000mのため見送り。次いで高レートは”MEHDAAYIH”の51.0。前走グッドウッドのGⅠ2着で2000m近辺に良績の集まる馬。

底を見せてないという意味では前走牡馬に交じってのニエル賞でソットサスの2着”MUTAMAKINA”を推したいです。

本線:COMMES、LIGNE D’OR、MEHDAAYIH、MUTAMAKINATrio(三連複ボックス)とCouplé Gagnant(馬連)

結果:MUTAMAKINAが直前で回避。選択した中ではCOMMESの4着が最高。以下、LIGNE D’ORが7着、MEHDAAYIHが10着。かすりもしない大外れで撃沈。

 

6R:アベイ・ド・ロンシャン賞

17頭立ての電撃スプリント1000m戦。2歳が3歳や古馬と混じって出走できるレースです。

レースの中心は前哨戦の上位馬か、去年の同レースの上位馬。

筆頭は、前年4着の4歳セン馬”BATTAASH”。ロイヤルアスコット開催の直千GⅠキングズスタンドステークスで、名スプリンターブルーポイントの2年連続2着となっている。2019年は2018年と同じスケジュールで走っており、去年は①②①④からの本番4着、今年は①②①①。脂が乗ってきたか。

相手は、まず前哨戦2着の3歳牝馬”SHADES OF BLUE”は、重賞勝ちこそないが8戦2勝2着4回3着2回とこれまで安定したレースを展開。それから前年2着、前哨戦3着の”GOLD VIBE”は安定感がある。さらには前哨戦勝ちで2連勝中の”GLASS SLIPPERS”。この辺りが相手か。

本線:BATTAASH→SHADES OF BLUE、GOLD VIBE、GLASS SLIPPERMulti(四連複)、Trio(三連複)、Couplé Gagnant(馬連)

結果:GLASS SLIPPERが3連勝でGⅠ制覇。ただし、以下GOLD VIBEが6着、SHADES OF BLUEが11着、BATTAASHに至っては14着に沈む。

 

7R:フォレ賞

これまた多い17頭立てによる1400mGⅠです。

頭は前哨戦1着の”CITY LIGHT”は2連勝中。斤量も58kgで前走から変動なしは魅力的です。昨年はアベイ・ド・ロンシャン賞に出走し10着に敗れていますが、今年は距離を伸ばしたフォレ賞に挑戦です。

正直、この馬も含め相手は団子揃いなので、ひとまずCITY LIGHTの単複で勝負です。

本線:CITY LIGHT単勝・複勝

結果:CITY LIGHTが2着に入線し、複勝のみゲット。

 

結果は…

一番難解だと思われていたアラビアンワールドカップが、一番大当たりでした。

一方メインの凱旋門賞は、勝ち馬ヴァルトガイストを外していたものの、買い目間違えで若干当たる。

あとは個人的に期待していた武豊騎乗の馬たちですが、2RのHELTER SKELTER5着が最高と、中々苦しい結果になってしまいました。

今度からアラブ馬専門の馬券師にでもなろうかしら。