たまたまアメリカ出張の際、ブリーダーズカップを観戦する機会に恵まれました。しかし色々トラブルに見舞われ、観戦できたのは2レース。BCマイルとBCクラシックです。
BCマイルと開催されたサンタアニタ競馬場の様子はこちらを。
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2016年BCカップの有力馬は2頭

BCマイルが終わり、いよいよ大一番・BCクラシックです!
1番人気は今年6連勝中、ドバイWCも制したアメリカ2冠馬カリフォルニアクローム(California Chrome)です。オッズは1.2倍程度でした。さすがにこのクラスの馬になると日本にいても名声が聞こえてきます。
一方で、その他の馬は全く聞き覚えがありません。
2番人気は3歳馬のアロゲート(Arrogate)という馬でしたが、レープロを見ても前走GⅠ勝ちですが、特に目立った戦績があるわけでもなく、なぜこんなに人気しているのかが分かりませんでした。
当然カリフォルニアクロームから買います。
BCカップのパドックの人入りは日本のGⅠ並み

せっかくなのでパドックを見に行ってみました。スタンドと違い、パドックは結構な人で溢れ返っていました。
やはりお目当てはカリフォルニアクロームのようです。馬が出てくるまで結構待たされましたが、カリフォルニアクロームが登場した時の歓声は一段とすごかったです。
パドックを見た後は、馬道で間近で見ようと再びコース側へと戻り、エスピノーザ騎手が跨ったカリフォルニアクロームを間近で見ることが出来ました。

日が暮れてきたころにレースは始まります。
撮影スタッフは専用のビブスを着用していますが、日本みたいにガッツリ撮影装備を固めているわけでもなく、ワンピースを着てカメラ1台で撮影しているような女の子もいました。

BCカップ、いよいよレース開始!
いよいよレースが始まります。
レースは序盤からカリフォルニアクロームが逃げます。そのまま先頭を走り続け、最後の直線。直線に入り、後続を振り切って独走かと思われたその時、外から2番人気のアロゲートが馬体を合わせてきます。
ゴール前、両馬の激しい競り合い!観客からは「Go! Chrome!」と応援が飛びます!
結果、残り50mというところでアロゲートがカリフォルニアクロームを交わし切り優勝。ゴールの瞬間は歓声よりもため息や落胆の声が多く聞こえました。もちろん自分もその一人です。
単勝5.4倍、馬単5.0倍というあべこべな決着でした。


勝ったアロゲートは馬上でインタビューを受けながら、誘導馬に連れられて帰ってきました。こちらではウイニングランというのはなさそうです。
レース直後はため息も多かったですが、もうこの時には勝ったアロゲートに対して惜しみない拍手が送られていました。

ちなみに後になって確認したところ、アロゲートは前走のGⅠトラヴァーズSで今年のプリークネスS勝馬のエグザジェレイターなどを13馬身もぶっちぎってレコード勝ちしていたようです。今回のBCクラシック勝利で、「最強王者誕生か!?」とも言われています。
後日談ですが、このレースによりアロゲートは、ロンジン・ワールド・ベストレースホース・ランキングでは134で2016年の世界1位にランクされます。
そして翌年2017年、世界最高賞金額のレースとして開催された第1回ペガサスワールドカップと、ドバイワールドカップを制し、アロゲートはテイエムオペラオーを抜いて歴代世界最高獲得賞金額を更新しました。
サンタアニタ競馬場の土産物屋へ

レースの余韻も冷め終わらぬところで、土産物屋へいきます。ブリーダーズカップTシャツや帽子など数点を購入しました。本当はパーカーが欲しかったのですが、Championのロゴがダサいのと、その割に高かったので諦めました。
サンタアニタでは最後までハラハラドキドキ
さてさて、BCも見たし、帰りの飛行機の時間まではまだ余裕があるからカジノでも行こうかなーと思い、駐車場に行くと…。
そこには車の大行列が。
やっぱりレンタカーをキャンセルしてUberでこれば良かったと後悔しました。結局、駐車場を出るまでに1時間近くかかり、なんやかんやどこにも寄らずそのまま空港へ直行しました。
ロサンゼルス国際空港は、ANAプラチナなどのステータスホルダーでも、受付カウンターと保安検査ともにかなり時間がかかります。早めの行動をお勧めします。